パートナーとの協働

ミズノは、“良いモノづくり”とは、商品が安全・安心で高品質であることはもちろん、その生産工程において人権、労働、環境面などが国際的な基準からみて適切であることが重要だと考えています。ミズノ製品の生産には、国内外の仕入先や製造委託先工場など多くのパートナーが関わっており、“良いモノづくり”にはサプライヤーとの協働が不可欠です。そのため、ミズノでは、仕入先や製造委託先工場とともに、法令遵守はもとより人権尊重、労働環境の安全性、環境保全などを監査し、問題があれば改善を図り、労働環境を適正に保つための活動「CSR調達」に2004年から取り組んでいます。自社のモノづくりが工場で働く人々や地域社会に与える影響を認識し、サプライヤーの方々に経営や労働環境の改善、生産効率化や競争力強化といったメリットをもたらすものとなるよう、また、地域社会にプラスの影響をもたらすものとなるよう、サプライヤーとの信頼と協働に基づくCSR調達を推進しています。

基本方針

ミズノでは、世界人権宣言やILO中核的労働基準を含む労働関連の国際行動規範を尊重しています。事業展開する国々の労働時間、報酬、労働組合選択権及び団体交渉権、労働条件その他を含むあらゆる労働関連法規に従い、個人が尊厳と公正さと尊敬の念をもって扱われるような職場作りをめざしています。ミズノは、社会的責任に関する国際的なガイダンスであるISO26000の観点を加えたCSR調達行動規範「CSR調達行動規範」を定め、ミズノの考えをサプライヤーにも伝えるとともに、これらの原則を遵守することを要請しています。

国内外でのCSR調達監査実施と改善への取組み

ミズノにおけるCSR調達は、ミズノ本社はもとより海外支店・子会社さらにはライセンス契約をしている販売代理店の調達先までその対象範囲としており、主に取引開始前のサプライヤーへのCSR事前評価と取引中のCSR監査の2つの活動が含まれます。取引開始前のCSR事前評価では、主要な新規取引先工場を「ミズノCSR調達規程」に基づき人権・労働慣行・環境面から評価し、取引開始基準に適合したサプライヤーからの調達を確かなものとしています注1。また、各地でCSR調達説明会を開催し、ミズノの考え方を説明しています。取引中のサプライヤーへのCSR監査については、主要な製造委託先工場について定期的(3年で一巡)に訪問監査を実施しています。

通常、監査は二者監査の形態で実施し、外部の専門機関の監査員がミズノの基準に基づいて複数名で監査にあたります。ミズノでは、CSR監査は問題が顕在化した際のリスクを未然に防ぐためのものであり、問題が発見されたとしても直ちに取引を停止することなく、適切な是正措置を考え、対話と働きかけによって状況を改善することが重要と考えており、監査後のサプライヤーへのフィードバックを重視しています。また、特に海外の製造委託先工場におけるCSR状況の改善は、その分野に知見をもつ団体や同業他社との共同での取り組みが有効であると考えられることから、サプライヤーのCSR状況改善に向けた協働にも積極的に取り組んでいます。

(注)1. 取引前のCSR事前評価およびCSR監査実施先については、「取引額」および「ミズノの占めるシェア」に基づき選定。なお日本国内および中国では、主にミズノグループの訓練を受けた社内の監査員が監査を実施します。



CSR監査の様子

2016年度パフォーマンス ハイライト

  • 新規製造委託先候補工場のうち、CSR事前評価を実施した比率

    100%

  • 国内外の一次サプライヤーにおけるCSR監査実施数

    48工場