トップメッセージ

ミズノは、「フェアプレー」、「フレンドシップ」、「ファイティング・スピリット」の3つのFを大切に、サステナビリティに配慮した誠実で責任ある事業活動を行い、持続可能な発展への貢献を果たしていきます。


ミズノは、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、スポーツの歓びや幸せを人々に届けることを目指し、良質なスポーツ品の提供と併せてスポーツの振興に百年以上にわたり取り組んできました。スポーツには、体力や運動能力の維持・向上だけでなく、気持ちを前向きにしたり、人と人とのコミュニケーションを促進したり、違いを認め個人や集団の潜在的な力を引き出し高めたりする力があります。私は、かつてないスピードで変化し続ける世界において、人が人らしく生きられる持続可能で豊かな社会を作っていくために、このようなスポーツの持つ力が改めて求められていると強く感じています。ミズノは、これまでも、独自の運動プログラムの開発・提供を通じて子どもたちの体力向上や高齢者の健康寿命延伸などの課題に取り組んできましたが、今後もスポーツの可能性を最大限に活かしながら社会課題の解決や持続可能な発展への貢献を果たしていく所存です。

このようなスポーツを通じた貢献も含めたミズノにおけるあらゆる活動の大前提となるのが、「ルールを守る(フェアプレー)」ということです。ここには、法令遵守だけでなく、国際的に重要とされている国際行動規範を尊重し誠実に行動することも含みます。言うまでもなく、企業は社会からの信頼なくして存続し得えません。近視眼的な目先の利益でなく、俯瞰すると、「ルールを守る(フェアプレー)」は企業として最も理にかなった行動であると私は考えます。これは、私たちが大切にする「利益の利より道理の理」という創業者水野利八の言葉にも通じるものです。

私は、社会からの期待や懸念、また、当社事業が環境や社会に与える影響を踏まえてCSR・サステナビリティ上の重要課題(マテリアリティ)を特定し、具体的な取り組みをグローバルレベルで実施し、何ができていて何ができていないかを透明性をもって報告していくことも国際ルールに則った責任ある行動であると認識しています。当社は、2016年にマテリアリティ特定を行い、サプライヤーにおける環境・社会影響への対応、子どもの体力・運動能力の向上や高齢者の健康寿命の延伸、ダイバーシティなどを重要課題として定め、取り組みを進めてきました。また、社員の健康が経営の基盤であるという認識に基づき、従業員の健康増進にも健康経営として重点的に取り組んでいます。これらの取り組みの実施においては、パフォーマンスとしての数字だけを追うのでなく、信頼を醸成しながら本質的な価値を創造することを重視しています。本報告書では、重要課題を含む当社の取り組みの詳細について報告しておりますので是非ご覧ください。

社会からの期待や懸念は時代と共に変化します。私たちは、ステークホルダーの声を聴きながら、サステナビリティに配慮した誠実で責任ある事業活動を行うとともに、スポーツの持つ力を活かして世界全体の持続可能な発展の実現に貢献すべく歩みを続けていきます。

ミズノ株式会社
代表取締役社長