1,200℃に熱した6メートルのスチール棒が、1,000トンのハンマーで叩かれ、手作業によって洗練された精密なゴルフクラブに研磨されます。日本の伝統的な鍛造技術は、何千年にもわたり世界で最高品質の刀と道具を作るために採用されてきました。市場をリードする研究開発、最先端のテクノロジー、優れたクラフトマンシップを組み合わせることにより、ミズノが製造するアイアンは世界最高級であると胸を張って言えます。クラブは1本1本プレイヤーを重視して生産されています。

1. 開発

ミズノは常に、最高の製品を作ることに重点を置き、R&Dと新たなテクノロジーの模索に精力を注いでいます。

一部の製品開発はアトランタを拠点とするミズノUSAで行っていますが、ほとんどは大阪本社で行われています。大阪本社は、世界を見据えた意思決定から最新プロトタイプモデルの数量まで、ミズノのゴルフの将来に影響を及ぼす重要な決断を下す場所です。その一方で、新しいゴルフクラブの最初の種が撒かれる場所でもあります。

ミズノのアイアンはすべてコンピューター支援設計プログラムから始まっています。

2. 鍛造

ミズノの鍛造工程では、金属棒の組織の流れ(鍛流線)が工程のあらゆる段階で保たれます。この技術により、ゴルフクラブの感触と一体感が強化されます。

鍛造工程は、ミズノのパートナーである中央工業株式会社で行われます。この工場では、1日に6,000個のヘッドが生産されています。

play
ミズノグレインフローフォージド(鍛流線鍛造)製法
  1. 1. 6メートルのスチール棒を、レーザーで長さ10インチに切断します。

  2. 2. それぞれの鋼片を1,200℃で加熱した後、高圧でプレスして曲げ加工を行い、ヘッドとホーゼルのおおよその形に成形します。この工程では、スチールの自然な鍛流線が維持されます。

  3. 3. 曲げ加工が施された鋼片を金型に入れて、1,000トンのハンマーで4回プレスします。この工程では、鍛流線を整えて、一般的な鋳造工程で形成されやすい微小の気泡を防ぎます。

  4. 4. 2回の鍛造のうち1回目が終わると、クッキーの抜き型のような機械でバリと呼ばれる余分な金属を切り落とします。

  5. 5. ヘッドを再び加熱して、2つ目の金型に入れ、理想的なゴルフクラブの形状になるように圧力を加えます。ヘッドのバリを再度切り落とします。

  6. 6. ヘッドにショットブラストを行ってからミズノのロゴなどの刻印を施し、詳しく検査します。最後に、ヘッドを鍛造したら研磨します。

ミズノのグレインフローフォージド(鍛流線鍛造)製法は、8カ国で特許取得

ミズノの軟鉄鍛造アイアンは、粒子の自然な流れ、つまり鍛流線が途切れることなく連続しています。この鍛流線が、アイアンの完全性、一体性、耐久性を向上させる役割を果たしています。ミズノは、この鍛流線によるメリットをゴルファーのパフォーマンスにプラスに還元できる唯一の企業です。

3. 仕上げ

最後の微調整は、ミズノテクニクス株式会社で行っています。研磨は手作業で行い、30人の職人によって軟鉄鍛造アイアンの品質が確保されます。

ミズノテクニクスは、中央工業から届いた軟鉄鍛造アイアンのヘッドを、クラブの微調整、アッセンブリ、カスタマイズなどの工程を引き継いで仕上げます。ミズノテクニクスでは、ミズノブランドのテクノロジー、品質、個人主義が尊重されています。この工場では、1日に2,000本のクラブを組み立てています。

  1. 1. ホーゼルにドリルで穴を空けてシャフトを挿入します。次に、ヘッドを荒削りしてヘッドのロフト角とライ角を調節します。この調整が適切でないとスクラッチの原因となります。

  2. 2. エンジニアがロフト角とライ角をチェックします。万力にヘッドを固定し、道具でホーゼルを一体化させて、コンピュータのモニターで確認します。アイアンは、0.25度に調整されます。

  3. 3. ヘッドにバレル研磨が施されます。バレル研磨とは、水の中で多数の小さな隅石によって細かく磨く工程です。この工程の所要時間は2時間です。

  4. 4. ヘッドにバレル研磨が施されます。バレル研磨とは、水の中で多数の小さな隅石によって細かく磨く工程です。この工程の所要時間は2時間です。

  5. 5. ヘッドの研磨は唯一、機械で行われる工程です。ロボットがヘッド1つずつに、3段階の研磨クロスでバフ研磨を行います。

  6. 6. ヘッドにめっき加工を施して塗装します。塗装は11色が用意されています。ヘッドが完成したらシャフトとグリップを装着します。ロフト角とライ角を再チェックします。最後にクラブが梱包され、発送準備が整います。

ルーク・ドナルドとミズノ

ミズノテクニクスにて
ミズノのクラフトマン伊藤友男とウェッジのソールの研磨について意見交換

いつから、ミズノのクラブでプレーしていますか?

ミズノのクラブは、13、14歳頃からずっと使っています。子供の頃、ニック・ファルドに憧れていました。彼はミズノの一流選手で、ミズノのゴルフクラブを使用していくつものトーナメントやメジャー選手権で優勝しました。ニック・ファルドは試合ではいつも、アイアンの使い方が最も上手い選手の1人だったことを覚えています。アイアンと言えばミズノと言われていますが、私もミズノのクラブ、その感触や外観がとても気に入っています。ミズノのクラブでプレーするのをいつも楽しんでいます。

ミズノのアイアンに期待していることは?

私にとって大切なのは、ゴルフコースに出た時に心地よくプレーできることです。クラブに目を向けて、ゴルフボールにクラブを当てた時、格好良く決まるかどうかが重要です。ミズノのクラブの外観も気に入っていますが、アイアンの感触や、アイアンが地面すれすれに通ってボールを打つ瞬間、シャフトやヘッドに振動がないことの方が重要です。ミズノのアイアンはいつもしっかりと繋がっている感触を得られるため、アイアンをコントロールしてボールをどの方向へも打つことができます。ミズノのテクノロジーがこのコントロールを可能にしてくれたおかげで、私の名は知られるようになりました。ミズノのクラブは外観と感触のいずれも妥協することなく、要求を満たしてくれます。

Link
ゴルフ