スポーツを通じた健康寿命の延伸

  • 重要課題

日本を代表として、世界では高齢化が進行しており、平均寿命の延びと共に不健康な期間も伸びることが予想され、平均寿命を延ばすだけでなく、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延伸することが、一人ひとりの生活の質を保ち豊かな生活を送るためにも、また、医療費等の社会的負担を軽減するためにも重要となってきています。

安全で楽しく効果的な体力向上プログラムの開発・提供

ミズノでは、これまで培ってきたトレーニングに関する技術や知見を活かし、元気な高齢者の健康寿命延伸に向けたプログラムの開発を行っています。開発コンセプトとしては一人ひとりが「できる」「たのしむ」「つづく」運動プログラムで、自信を少しずつ積み上げられる内容で、かつ「学習」「実践」「継続」というパッケージにしたトータルプログラムで開発し、また、ミズノの機能性ツールやセンシングツールを使う事で安全で楽しく効果的なプログラム提供を行っています。

健康寿命の延伸に向けた地域との協働

日本においては、各自治体で行う介護予防事業や特定保健指導該当者向け事業などに積極的に取り組み、運動施設に行くにはハードルが高いと考えておられるユーザーへの運動のきっかけづくりを行っています。教室ではグループワークなどの手法を取り入れ、参加者同士のコミュニティや運営する指定管理施設での運動継続など促しています。ミズノスポーツサービス㈱では、2017年1月より運動及び文化系プログラムの運営を開始した大阪府松原市の公共施設「まつばらテラス(輝)」において様々な年代の市民相互交流を促進し、連帯感あふれるまちづくりの推進を目的に活動し、延べ1,396名の方に来場いただきました。住民同士の交流や生涯学習の拠点となるよう、楽しみながら協調性や自主性を養う子ども育成プログラムや高齢者向け健康増進プログラムを展開し、松原市民の「健康・学び・交流づくり」に貢献します。

その他の事例:大阪府和泉市

大阪府和泉市で実施した特定保健指導該当者向け事業の中で、活動量計を活用したプログラムを実施しました。教室では運動量として歩数の確認と運動強度として中強度時間(早歩き時間)が分かるミズノ活動量計を使用し、日常生活の中で必要な運動量を体験的に知ることのできる教室を実施しました。
参加者にとっては目標とする歩数や中強度運動の実施時間を見える化することで、運動の不足分を補ったり、日常での運動の取り組み方について理解していただける教室となりました。

健康寿命の延伸に関するプログラムの実績

ノルディック・ウォーク講習

(内容)

ノルディックポールを使った高齢者向けのストレッチや筋力トレーニング、歩行をプログラムとして提供しています。ポールを持つ事で基底面を増やし安定性を向上させて運動することができ、より安全に必要な筋力を向上させることができます。

(実績)

2017年度は193回開催し、3,962名が参加

ラララフィット

(内容)

ミズノのオリジナルツールを使い「できる」「楽しむ」「つづく」をコンセプトとした60歳からの健康運動プログラムです。運動器に特化し、「腰」「膝」「歩行」「バランス」の4つの強化を目指しています。

(実績)

2017年度は22施設で開催し、延べ9,858名が参加

ラララサーキット

(内容)

関節に優しい油圧式のトレーニング機器による無酸素運動と、リズムに合わせて行なう有酸素運動を組み合わせたサーキットトレーニングで、有酸素パートにはミズノのオリジナル運動ツールを使っています。

(実績)

2017年度は2施設で開催し、延べ7,004名が参加

ウォーキング講習

(内容)

一人でも手軽に取り組める運動であるウォーキングの講習です。正しい姿勢、歩行、リハビリ体操、足指ストレッチ等、運動が苦手な高齢者でも参加できます。

(実績)

2017 年度は81回開催し、1,738名が参加

 

ラララフィットプログラム参加者の声

  • 「教室に参加するようになって、身体を動かすことに関心を持つようになった。」
  • 「買い物の荷物を持つことが出来るようになった。」
  • 「片足ジャンプが出来なかったが、出来るようになった。」
  • 「インストラクターの、筋肉を鍛える理由の説明もわかりやすい。」
  • 「歩数に加えて、中強度運動の実施時間が出るのは大変良いと思う。」
  • 「教室に来ることで、体のことを意識して気を付けるようになった。そして、無理しないでやることが出来たので続けられたと思います。ありがとうございました。」
活動の様子
ラララフィット
ノルディック・ウォーク講習

その他の取り組み:モトタイル

ミズノの子会社で、スポーツ機器の製造・販売を行うセノーでは、楽しみながら飽きのこない13のプログラムの運動で「認知機能の向上」や「運動機能の向上」が得られる『モトタイル』を販売しています。
幅広い年齢層に使っていただくことで健康プログラムの一環として健康寿命の延伸に貢献しています。 常設施設での継続的なご利用の他、「誰でも」「どこでも」「いつでも」利用できる製品として地域交流イベントでもご活用いただいています。

モトタイル

今後の課題

  • 自立している元気な高齢者に、スポーツで培ったノウハウを活かしたより良い運動プログラムを開発していきます。また、認知症予防等に関する高齢者向けプログラムづくりとその指導者育成を進めていきます。
  • 高齢者の特徴などを理解したホスピタリティーあふれるスタッフの育成と、全国での展開を目指します。
  • 運動から遠ざかっている人たちに楽しくて効果が見込めるプログラム開発を進めていきます。特に働き盛り世代に対して、「ながら運動」などをプログラム化し、運動不足対策を促進していきます。