ブレスサーモは、人の肌から常に発散されている微量な水分(水蒸気)を吸収して発熱する、断熱メカニズムをもつ特殊な発熱繊維です。水分が吸収される過程で発熱した空気が繊維間にとどまるため、衣服と体の間は暖かく、ドライな状態を保つことができます。
ほ乳類や鳥類の毛皮や羽毛は、濡れるとその水分を吸って熱を出し、保温する事が知られています。 新しい保温素材を探し求めていた一人のミズノの開発者が、その保温メカニズムに着目し、吸湿発熱する化学繊維を開発しました。