ええもんの歴史

100年以上、“ええもん”を創造し、貢献。
ミズノの歴史、それは言い換えるなら「“ええもん”の歴史」でもあります。全てのはじまりは1906年。創業者である水野利八が水野兄弟商店を創業して野球ボールを販売したこと。そこから100年以上、数々の“ええもん”を創造し、スポーツの、社会の進化に貢献してきました。その歴史を紐解いていきましょう。
創造の歴史
1923年 | 国内スキーの開発を開始 |
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1933年 | 日本初のゴルフクラブ「スターライン」の開発・販売 |
1923年 | 国内スキーの開発を開始 |
1982年 | <ランバード> シューズ発売 |
1994年 | 画期的な新・保温素材「ブレスサーモ」を東洋紡と共同開発 |
1997年 | 安定性とクッション性を向上させるシューズの新機能「MIZUNO WAVE」を開発 |

いまや国民的スポーツとなっているもののなかには、実はミズノが初、というものも少なくありません。たとえばスキー。1923年に初めて国内スキーの販売を始めたのも私たちでした。そしてゴルフ。実は、ゴルフクラブを日本で初めて開発し、販売したのもミズノです。ときは1933年。“スターライン”というブランド名で発売したゴルフクラブは鋳造アイアンであり、現在のゴルフクラブづくりにもこの技術は受け継がれています。そこから半世紀が経った1990年、次は世界初を創造します。チタン素材のゴルフヘッドを搭載した“ミズノプロ Ti-110・120”の発売です。以降、チタンヘッドはゴルフクラブのスタンダードになっていきました。
話をゴルフ用品からシューズに変えましょう。ミズノといえば“RUNBIRD”。その先駆けとなったのが1982年に発売したシューズです。デザイン、機能、耐久性など、さまざまな面で多くのスポーツ愛好家を虜にしました。そして1997年、安定性とやわらかさというふたつのパラドックスを兼ね備えるシューズ“MIZUNO WAVE”を開発。ミズノが誇るテクノロジーの高さを社会が改めて認知することになったのです。
ここまで見ると、スポーツの面だけにおける“ええもん”だけを創造してきたように思えます。いいえ、実は、あなたの生活に密着した“ええもん”も、しっかりつくっているのです。その最たる例が、1994年に繊維メーカーと共同開発した保温素材“ブレスサーモ”。高い保温性が特徴で、着るだけで冬もあたたか。保温性を追求したアンダーウェアは今でこそ数多くの企業が発売していますが、その先駆けもまた、ミズノなのです。
貢献の歴史
1940年 | ミズノ製グライダー301型ソアラーで高度・滞空新記録樹立 |
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1955年 | 水野利八、全国高等学校野球連盟より功労賞を受ける |
1991年 | ミズノのシューズが東京の世界大会で100mの世界新記録(9.86s)を樹立 |
2005年 | プロ野球公式戦用新ボール開発 |

さまざまな“ええもん”をつくってきたミズノ。その取り組みは、ときに、新記録や新しい常識をつくることで社会にも貢献してきました。ここでは年を追いながら紹介していきます。
まず、1940年。空で新記録を樹立します。ミズノ製グライダー“301型ソアラー”が高度・滞空ともに日本新記録を樹立しました。この記録は滑空の進化におけるターニングポイントとして、今も歴史のなかで燦然と輝いています。もともとこのグライダーは東京オリンピックにおける種目のひとつであるグライダーを想定してつくったもの。しかし、残念ながら同競技はオリンピックで中止に。もし開催されていたら、滑走の歴史に「ミズノ製グライダーで金メダル獲得!」という一文が載ったかもしれません。
次に1955年。ミズノの創業者である水野利八が全国高校野球連盟より功労賞を受賞しました。1945年の終戦後、スポーツを通じた地域の復興と青少年の育成を推進する活動が評価されたのです。それ以降も高校野球の発展に尽力し続けたミズノ。コルクや皮にこだわり、バウンドの規定を制定してつくりあげた野球ボールの規格は、現在も高等学校硬式野球ボールに引き継がれています。
そして1991年。ミズノのシューズが東京で開催された大会の100m競争で世界新記録樹立に貢献します。その記録、9秒86。“RunBIRD”の華麗なる羽ばたきに世界中が驚き、熱狂したのです。ひとりの選手が人生を変え、社会に新しい記録が生まれた瞬間を演出したのもまたミズノでした。
最後に2005年。プロ野球においても、ミズノは新しい常識づくりに貢献します。人生を賭けた投手野手が、ともに納得した勝負ができるように。観客にとっても、プロ野球の魅力をより感じられるように。そんな想いを具現化するべく、公式用の新ボールを開発したのです。
貢献の実績は他にもたくさんあります。間違いなく言えることは、これからもミズノは、事業を通じて人々に、社会に貢献していくということです。