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人材育成と能力開発

基本的な考え方

ミズノの従業員一人ひとりの成長が、ミズノグループの持続的な成長、ひいてはPurpose、Vision、Valuesの実現につながるとの考え方に基づき、人材開発に取り組んでいます。
従業員は、一人ひとりが自律的に人格の向上と能力の開発につとめ、その成果を日常の業務活動の中で発揮することにより、働きがいを創出するものとしています。会社は従業員一人ひとりの成長を支援し自らの成長プランを描くことができるよう、長期的、継続的かつ計画的に育成を講じていきます。
また、人材開発・育成はマネジメントの重要な責務とし、マネジャーには継続的かつ計画的にメンバーの能力開発・育成を図るよう求めています。

人材育成施策

ミズノでは、4つの学習環境(Purpose・Vision・Valuesをベースに共通の価値観と意識を醸成する全社教育、各階層に期待される役割や使命を理解しビジネスプランを実行できる人材の育成を図る階層別人材育成、会社の中期戦略と連動しながら次世代を担うリーダー人材を育成する目的別人材育成、ビジネスパーソンとして必要な知識・スキル・マインドを自律的に学ぶことをサポートする自己研鑽支援)を柱として、個人の自律的・継続的な成長を支援していきます。

学習環境の提供

図:学習環境の提供
内容 2025年度受講者数
(人)受講人数
理念(企業DNA)教育 「Purpose(経営理念)・Vision(目指すべき未来像)・Values(大切な価値観)」をベースに、グローバルでミズノ企業 DNA を理解・共有する 約3,500人[*c]
全社教育 各部門が必要な教育内情に準じて各部教育を行い、ブランド、企業DNA、コンプライアンス、内部通報、サステナビリティ、ITリテラシー、品質管理などについて理解・共有する 約3,000人[*b]
階層別教育 階層ごとに求められる全従業員共通の基本能力/スキルの付与
  • 新入社員研修: 53人
  • 3年次キャリア研修:40人
  • 営業1年次研修:23人
  • 営業2年次研修:22人
  • 営業3年次研修:20人
  • 昇格者研修(C3・C4):46人
  • 新任課長補佐研修:18人
  • 新任課長研修:14人
  • 新任部門長研修:6人
  • 管理職研修:207人
  • 評価者訓練:147人
596人[*d]
目的別教育 個別具体的な経営課題の解決に必要な能力/スキルの付与
  • ビジネスリーダー:20人
  • DXリーダー:257人
  • マーケティング研修:32人
309人[*d]
自己研鑽支援 自ら学ぶ従業員を積極的にサポート(英会話・中国語・ビジネススキル・その他学習支援) 約200人[*d]

従業員の挑戦を支援する制度

公募制度[*d]
内容 社内各部門が提示する求人に対し、希望する従業員が自ら応募し、選考を経て合格した場合に異動が実現する制度です。
社員一人ひとりの挑戦意欲を引き出し、主体的なキャリア形成と成長を促進するとともに、エンゲージメントの向上を通じて会社全体の成長を図っています。これにより、組織の活性化と持続的な企業価値の向上を目指しています。(2025年度から段階的に実施しています。)
実績 実績:2025年度3人
技能職マイスター・クラフト制度[*e]※1
内容 優秀なクラフトマンの育成、技能職従業員の活性化、技術レベルの向上を図るとともに、その卓越した技能を伝承していくため、“匠の技”を保有している従業員に「マイスター」「クラフト」という称号を与え、手当を支給しています。
実績 2025年度:野球:5人、ゴルフ:5人、アパレル:3人
職務発明報奨制度[*b]※2
内容 斬新で独創的な商品開発が継続して行われることを目的とした職務発明報奨制度。特許法等に基づき、従業員の業務に関連する発明等(職務発明)を適正に評価し報奨を授与するとともに、積極的に発明に取り組むことを奨励しています。報奨金額は売上金額や発明者等の貢献度などをもとに算出し、上限は設けていません。
実績 2025年度:9件延べ25人(退職者除く)
海外研修勤務制度[*d]
内容 海外での勤務を経験することで担当業務に関する専門的知識・技能を習得すると同時に、若手従業員の視野を広め、海外展開の際の核となる人材を養成することを目的とした制度。海外事業所でのOJTの提供および課題発見・解決プログラムについて、派遣期間を通して実施しています。勤務地は、本人の希望・キャリアおよび人員計画などを基に、海外拠点および関係会社の中から決定され、1年間の海外での業務に取り組みます。
実績 2025年度:5人派遣
オンライン英会話・中国語受講支援制度[*d]
内容 英語・中国語の会話能力の向上を目指す従業員の自己研鑽支援を目的とした制度。オンライン上で外国人講師からレッスンを受け、受講率に応じて授業料の半額を会社が負担。
実績 2025年度:105人
社外ビジネススクール通学支援制度[*d]
内容 ビジネスの基礎能力である論理的思考力を身に付け、人脈形成や視野を広げることを目指す従業員の支援を目的とした制度。受講料の半額を会社が負担し、成績優秀者は授業料全額を支援。
実績 2025年度:119人

※1 報告対象範囲は、ミズノ株式会社およびミズノ テクニクス株式会社

※2 報告対象範囲は、ミズノ株式会社および一部の国内ミズノグループ会社

アワード・インセンティブ

●セールス・オブ・ザ・イヤー

ミズノは営業担当者を、お客さまの課題解決に向けた価値創出を担う存在として位置づけています。 年間の営業活動において優れた成果を上げた個人を「セールス・オブ・ザ・イヤー(SOY)」として表彰しています。
本表彰は、売上や利益といった成果に加え、課題起点の提案や関係者との連携、継続的な価値創出につながる営業プロセスなども含めて総合的に評価するものです。
優秀事例を全社で共有することで、営業力の底上げと再現性のある取り組みの展開を図るとともに、従業員の意欲向上と組織全体の成長につなげています。2025年度は4人がSOYに表彰されました。

●ミズノ表彰制度

従業員の士気高揚と人材の活性化を図ることを目的として、年度内において具体的な成果をあげ、社業発展に寄与した者を創立努力記念式典で表彰しています。2025年度の取り組みに対し181件延べ344人が表彰されました。

公正に評価する仕組み

年齢や年功にかかわらず、「日々の行動に裏付けされた発揮能力」「役割」「業績への貢献度」の三つを評価の機軸とする人事評価制度を導入しています。また、個々の従業員の能力、適性をより多角的に把握、評価する目的で、2017年度から人材アセスメントを導入しています。発揮能力評価、業績評価を行うに当たっては、期中に上司と部下との1on1の機会を設けて把握、軌道修正を行いながら双方合意することで、評価の納得性を高めるようにしています。

今後の課題

当社では、社員一人ひとりが自らのキャリアを主体的に捉え、成長の方向性を自ら考え行動する「キャリア自律」を人材戦略の重要な軸に位置付け、人材価値の最大化に取り組んでいます。
年代別のキャリアプラン研修やキャリア面談を通じて中長期的な成長の支援を行うとともに、公募制度や部門を越えたプロジェクト、新規事業創出に挑戦できる機会を整備しています。
これらの取り組みを通じ、社員が自ら仕事の意味や価値を捉え直し、主体的に学び挑戦する風土を醸成することで、社員エンゲージメントの向上を図り、組織の活力を持続的な企業価値の向上へとつなげていきます。