重要課題
快適なアクティブライフへの貢献

ミズノは、競技スポーツ品だけではなく、生活用品やワークビジネスなど多様なシーンに目を向け事業展開をしています。スポーツ分野での強みを生かし、心身の健康増進や、地域の多様なコミュニケーション促進を含めて、社会課題の解決や地域社会の健全な発展に貢献していきます。

日常生活での体調管理に貢献する吸湿発熱素材「ブレスサーモ」

ミズノは、スポーツにおけるパフォーマンスアップはもちろん、日常生活での体調管理など、使用するシーンに適した温かさと快適性を追求した吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を使用した「ブレスサーモアンダーウエア」シリーズを展開しています。

「ブレスサーモ」は、ミズノ独自の基幹素材で、人体から発生する不感蒸泄(ふかんじょうせつ)という水分を吸収し発熱する、快適な保温素材です。吸湿性能にも優れ、吸湿・発熱した空気を繊維間に取り込んで保温。汗をかいてもムレにくく、ドライで快適な衣服内環境を保ちます。温かさはもちろん、汗処理や着心地など、快適性能も追求した、寒い季節に欠かせないミズノ独自の機能素材です。

1993年に開発し、1994年にスキー日本代表公式ウエアに採用されるなど、開発から28年以上にわたり競技者のパフォーマンスをサポートしてきました。1997年からは「ブレスサーモ」を使用したアンダーウエアも販売しています。

スポーツ用品の機能的価値を活用したワークビジネスの展開

ミズノは、ワークビジネス事業を戦略ドメインの一つとして位置付け、さまざまな業種のワーカー向けに、スポーツ用品の機能的価値を活用した企業ユニフォームやシューズなどを展開しています。近年、企業活動において、従業員などの健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実施する「健康経営」が注目されており、福利厚生の観点から従業員のユニフォームなどの支給品の安全性や快適性を重視する企業が増えています。

暑さ対策品の「エアリージャケット(ファン付き作業服)」、寒さ対策品の「テックシールドジャケット」など、過酷な労働環境に合わせた提案にも取り組んでいます。また、ペットボトルのリサイクル糸を使用した企業ユニフォームなどの環境配慮型商品の開発を進めることで、労働生産性向上を目指し、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献します。

ワークビジネス事業の経緯

ミズノは、1997年からスポーツ用品開発で培った技術や知見を活用した、別注の企業ユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまで500社以上に納品しています。近年、企業などからの需要を受け、2016年3月からワークシューズを、2018年2月からワークアパレルを本格的に展開。2019年4月にはワークビジネス事業部を新たに設立し、ワークビジネス強化に取り組んでいます。

さらに2019年4月には、BtoB(Business to Business)強化を目的に、法人営業部をそれまでの約20人体制から約90人体制に増員し、北海道から九州までの全支社に法人営業部員を設置して企業や自治体等への営業活動を強化しています。

2023年度には、売上150億円を目指しています。

ミズノワークアパレルの特長

ワークアパレルには、屋内外における寒暖などの環境変化に合わせて、働く人がより動きやすく、より快適に作業・労働するための機能性が求められます。ミズノワークアパレルは、動きやすさを追求した独自のウエア設計「ダイナモーションフィット」や汗処理に優れた素材「ドライエアロフロー」、体から出る水分を吸収して発熱する吸湿発熱素材「ブレスサーモ」などを採用し、働く環境で求められる機能を搭載しています。

  • 動きやすさを追求したウエア設計「ダイナモーションフィット」
    「ダイナモーションフィット」は、人間工学に基づく動作解析により、作業時の動きやすさを追求しています。引きつれや圧迫感を軽減し体の自由な動きをサポートします。
  • 汗による不快感を軽減する汗処理素材「ドライエアロフロー」
    「ドライエアロフロー」は、汗の膜が生地の通気性を低下させ、不快感の原因を生むことに着目して開発した素材です。大量発汗時でも高い通気性を確保し、衣服内のべたつきの抑制機能とクーリング機能を発揮。梅雨時期や真夏の炎天下での快適な作業をサポートします。

身体動作に関する技術・ノウハウを医療・介護の現場に活用

ミズノは、100年以上にわたって人間の身体動作を探求し、スポーツ用品を通じて無数のアスリートを支えてきました。スポーツの現場に寄り添い、アスリートと共に築き上げてきた当社の技術とノウハウは、過酷な環境で患者さんを支える医療や介護の現場にも貢献しています。

医療・介護関連の事業として、当社はメディカルシューズとアパレルを展開しています。不衛生たんぱく質を分解する「ハイドロ銀チタン」素材や、「ダイナモーションフィット」設計を搭載したスクラブ・パンツを発売し、事業拡大を目指していきます。

リビングで手軽に運動することを習慣化し健康づくりをサポート

「健康のために身体を動かしたいが時間が無い」「トレーニング用品は片づけが面倒」などの声に着目し、リビングに置けるトレーニンググッズシリーズとして「ミズノヘルシーインテリア」を2018年から販売しています。“いつもの時間、空間にプラス”をコンセプトに、仕事や家事・育児などで時間がとりにくい人でも、リビングで手軽に運動することを習慣化し健康づくりをサポートします。

新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなっていることを背景に、外部環境に左右されず一人でも手軽にエクササイズを続けることができることから、販売は好調に推移しています。ミズノヘルシーインテリアの昨年売上実績は約4.5億円で、2025年度には約9億円を目指しています。

今後の課題

スポーツを核としたビジネス領域の拡大にチャレンジし、ライフスタイルの分野で快適な生活をサポートするビジネスを展開し、ユーザー層の拡大を目指していきます。