IOC環境世界会議
第4回 IOC環境世界会議
主催 | 国際オリンピック委員会/スポーツと環境委員会 |
主管 | 財団法人 日本オリンピック委員会 |
共催 | 長野市、長野市教育委員会、財団法人 水野スポーツ振興会・財団法人 水野国際スポーツ交流財団 |
後援 | 外務省、文部科学省、環境省、財団法人日本体育協会、長野県、長野県教育委員会、長野オリンピックムーブメント推進協会 |
協力 | 国連環境計画(UNEP)、世界オリンピアンズ協会(WOA) |
運営 | 第4回IOCスポーツと環境世界会議実行委員会 |
開催期間 | 2001年11月3日(土)~4日(日) |
開催地 | 長野市 ホテル国際21 |
参加者内訳 | 364名(海外142名 国内222名) |
公式言語 | 日本語、英語、仏語 |
2022年度 ミズノスポーツ学等研究助成
2001年11月2日(金)
15:00 | オリンピック施設訪問 |
18:30 |
日本オリンピック委員会および長野市主催ウェルカムレセプション |
2022年度 ミズノスポーツ学等研究助成
2001年11月3日(土)
9:00-10:00 | 開会式
司会者:水野 正人
1、IOC 会長挨拶(ジャック ロゲ博士) 2、UNEP 事務局長(クラウス トッファ-氏) 3、パル シュミット博士
4、クラウス トッファー氏挨拶
5、御手洗 康氏
6、中川 雅治氏
7、猪谷 千春氏
8、竹田 恆和氏
9、塚田 佐氏
10、アドルフ オギ氏
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10:00-10:15 | 休憩 |
10:15-11:15 |
UNCED Agenda 21:UNCED アジェンダ21の実施と挑戦 議長:
1、「UNEPおよび持続可能な開発」
2、「持続可能な開発についての世界サミット」
3、「持続可能な開発へのIFRCの貢献とスポーツ社会との協力」
4、「UNICEFにおける持続可能な開発の奨励」
5、「持続性の奨励における世界銀行の役割」
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11:15-12:15 | 討議 |
12:15-14:00 | 昼食 |
14:00-16:00 |
オリンピックムーブメンツアジェンダ21 議長:
1、「オリンピックムーブメンツアジェンダ 21:総論と実行」
2、「開発、平和および環境保全のためのスポーツ」
3、「IOC スポーツと環境委員会の役割、特に意識を向上させること」
4、「各々のNOCによるアジェンダ21への責務」
5、「IFによる貢献」
6、「選手および世界オリンピアンズ協会が、持続可能な開発を奨励するために担える役割」
7、「スポンサーの役割」
8、「スポーツ用品界の役割」
9、「持続可能な開発を代表するオリンピック精神の価値とその活動」
10、「パラリンピックスポーツと環境」
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16:00-16:30 | 休憩 |
16:30-18:30 | 討論 |
19:30 |
ミズノレセプション |
2022年度 ミズノスポーツ学等研究助成
2001年11月4日(日)
9:00-11:00 |
環境的な持続性とスポーツ大会 議長 :
1、「環境管理計画の開発と実行、ゴルフを例にして」
2、「スポーツにおける持続性の測定:基準およびモニタリング手順の確立」
3、「環境NGOsとの協力」
4、「長野オリンピック冬季競技大会の環境評価」
5、「全体的なオリンピック競技大会における環境遺産、特にシドニーオリンピック競技大会における環境遺産について」
6、「今後のオリンピック競技大会における環境計画」
- アテネ
- トリノ
- 北京
7、「オリンピック競技大会組織委員会と投資家グループの関係」
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11:00-11:30 | 休憩 |
11:30-12:30 | 公開討論 座長:パルシュミット博士 |
12:30-14:00 | 昼食 |
14:00-16:00 |
個々における貢献と発表 オリンピックムーブメンツアジェンダ 21の目的を奨励している率先例 議長:ポール ヘンダーソン氏
1、「開催予定のサッカーワールドカップにおける環境的配慮」
2、「オリンプアフリカ:アフリカの地方地域において、持続可能な開発を奨励すること」
3、「IOC アジェンダ21に従い、奨励された登山および岩登り競技活動」
4、「オリエンテーリングワールドカップにおける環境的な配慮の実行」
5、「スポーツと環境保全~環境倫理思想から導く基本理念」
6、「自然に感謝する心を育む為に」
7、「スポーツビジネスの世界の小さな試み」
8、「環境は平和へのキーワード」
9、「オリンピックと環境保全との両立に向けて」
10、「オリンピック施設と環境」
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16:00-16:30 | 休憩 |
16:30-18:00 | 討議 |
18:00 |
大会決議の採択および閉会スピーチ 記者会見 |
19:30 |
IOC主催フェアウエルディナー
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スポーツ、環境、持続可能な開発に関する長野宣言
2001年11月3日、4日に開催された「第4回 IOCスポーツと環境世界会議」参加者は、以下の関係機関代表により構成された
- ・国連事務総長付きスポーツによる開発と平和に関する特別アドバイザー
- ・国連環境計画
- ・ユニセフ(UNICEF)
- ・世界銀行
- ・国際赤十字連盟
- ・国際パラリンピック委員会
- ・24の国際競技連盟
- ・80の各国・地域国内オリンピック委員会
- ・4つのオリンピック競技大会組織委員会
- ・世界オリンピアンズ協会
- ・45名のオリンピアン
- ・オリンピック・ムーブメント・メンバー
- ・承認団体
- ・地元競技団体および行政機関
- ・研究機関
宣言
"この星にスポーツを!"を確実なものとするため、スポーツ活動および日常活動における持続可能な開発の原則を普及し、又、地球規模でこの原則を奨励することへの固い誓いを宣言する。
国連事務総長付きスポーツによる開発と平和に関する特別アドバイザーに対しては、準備における彼の多大なる貢献および本会議の目標と目的へのサポート、及び、財団法人日本オリンピック委員会、長野市、財団法人水野スポーツ振興会に対しては、この美しいオリンピック開催都市において、今世紀初となる本会議を開催したことについて、感謝の意を表する。
本会議において、オリンピック・ムーブメント全体および世界のスポーツ・コミュニティーを強力に鼓舞したく、以下の決議文を採択する。
決議
長野市で開催された「第4回IOCスポーツと環境世界会議」において下記の決議が2001年11月4日、採択された。
本会議は:
特に環境ということがオリンピック精神の3本柱のひとつであることからも、1992年国連環境開発会議にて骨子をまとめた持続可能な開発の原則は、オリンピック・ムーブメントおよびスポーツ・コミュニティーが負うべき責任であると考える。
オリンピック・ムーブメントは、スポーツにおいて、また、スポーツを通じて、持続可能な開発の達成に貢献する能力と責任があると認識する。
IOCおよび1999年第3回スポーツと環境世界会議において採択されて以降、オリンピック・ムーブメント・アジェンダ21の実施において進歩があったことを認める。
目的の達成には、オリンピック・ムーブメントを構成するあらゆる団体、特に、障害を持つ競技者を含む競技者、同様に政府からの支援、国連環境計画(UNEP)や関係する国際組織等の積極的な関与が必要であることを啓発する。
スポーツは、改革への強い力になることが普遍的に認められていることを確信する。
オリンピック・ムーブメントの全てのメンバー、スポーツおよびスポーツ関連企業の参加者が、全てのポリシー及び活動において環境的、経済的及び社会的継続性を実施する努力を持続し、高めることを喚起する。
2002年に開催予定の持続可能な開発世界サミットに向けた、スポーツ活動を通したサポート、イニシアティブを実現する努力を求める。
アジェンダ21の目的の実現および持続可能な開発世界サミットの成功に寄与すべく、国連と共に積極的な相互協力、特に関連国際団体およびメディアとの協力を呼びかける。
オリンピック・ムーブメントの全てのメンバーは、世界オリンピアンズ協会と協力し、環境教育および研修の促進に貢献し、また、この問題への意識を高めるよう競技者を奨励することを求める。