健康寿命をのばす運動プロジェクトを始動
ミズノと神奈川県住宅供給公社が連携・協力

ミズノは、神奈川県住宅供給公社(神奈川県横浜市 理事長 猪股篤雄)と神奈川県住宅供給公社が経営するヴィンテージ・ヴィラをはじめとする公社賃貸住宅入居者に対し、高齢世代の運動機能の維持・向上、また、介護を必要としない体づくりを目指していくための指導などの連携・協力に関する協定を締結しました(2017年6月19日付)。

今回の協定締結により進められるプロジェクトの目的は、入居者の方々の「生涯自立」=健康寿命をのばしていくことです。これまでミズノが培ってきたスポーツのノウハウを「モノ」「コト」トータルで入居者に提供します。今後もミズノは、健康運動プログラムやスポーツ品を通じて高齢世代の健康寿命の延伸への貢献とともに健康ビジネスへの取り組みを強化していきます。

連携・協力内容について

神奈川県住宅供給公社が掲げる「生涯自立」というコンセプトを実現するためのキーワードには「食」「運動」「生きがい」の3つがあります。この中の「運動」推進するにあたり、ミズノが培ってきたスポーツのノウハウを「モノ」「コト」トータルで提供することにより、健康寿命をのばすという目的が一致し、今回の連携・協力にいたりました。
「運動」への取組みの第一弾として「歩数」と「歩く速度」に着目した新しいウォーキングを導入します。この新しい歩き方の提案により「寝たきり」「うつ病」「認知症」を予防して入居者の健康寿命を延伸します。

健康寿命をのばす歩き方を提唱する青栁幸利博士(東京都健康長寿医療センター)の15年以上にわたり約5,000人の高齢者を継続調査研究によって確立した理論によると、病気の予防には一日当たりの適度な歩数と中強度の負荷がかかる速度を満たした活動時間が重要だとされています。そこで歩いた距離や活動量をわかりやすく「みえる化」できるよう青栁博士監修のもとミズノで開発した『活動量計』を利用します。また通信機能も付加することにより、入居者の活動量を施設スタッフが適時データを把握をし、運動や生活習慣の指導実施を行うことが出来ます。

【青栁 幸利博士プロフィール】
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所
運動科学研究室長
トロント大学大学院医学系研究科博士課程修了。
群馬県中之条町の65歳以上の全住民約5000人を対象に、2000年より「高齢者の日常的な身体活動と健康に関する研究(中之条研究)」を継続して行っている。
著書『やってはいけないウォーキング』(ソフトバンク新書)が10万部突破

ミズノの高齢者向け健康増進への取り組み

今後ミズノは、スポーツの知見を生かしながら、高齢者の健康寿命延伸に向けたプログラム、商品等の開発に取り組みます。
また、今回の神奈川県住宅供給公社をはじめ、全国の行政と健康寿命延伸に関する取り組みを強化し、健康な社会つくり、健康な街づくりを目指していきます。

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