千葉ロッテマリーンズ本拠地「ZOZOマリンスタジアム」
ミズノ野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」を採用

20171226

ミズノは積水樹脂株式会社(代表取締役会長:福井彌一郎 本社:大阪市北区)と共同開発した野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」(エムエスクラフト ベースボールターフ)を、千葉ロッテマリーンズの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」に2018年シーズンから納入します。

「MS Craft Baseball Turf」は、天然芝に近い感覚でプレーできる野球専用の人工芝で、特殊加工により芝葉を縮れさせています。それにより直毛のロングパイル人工芝と比べ、上からの踏みつけに対し変形量が抑えられるため、芝面と接地するプレーヤーの足元のブレが抑えられます。さらに芝葉同士が絡みあい充填材を覆うことで、プレーの妨げとなっていたボールがバウンドする際のゴムチップの飛び散りを抑制しました。また、芝表面が光を分散させ照り返しを低減するので、プレーヤーと観戦者の目にも優しい人工芝です。

「MS Craft Baseball Turf」納入は平成30年2月28日に完了し、3月のオープン戦から使用を開始する予定です。

「MS Craft Baseball Turf」採用の経緯

株式会社千葉ロッテマリーンズと千葉市は、選手のダイナミックなプレーを可能にし、観客が楽しめる環境つくりを目的に、人工芝張替工事の公募を6月に実施しました。応募者の中から日本道路株式会社(代表取締役社長:久松博三 本社:東京都港区)が選定され、ミズノが人工芝張替を施工します。「MS Craft Baseball Turf」の衝撃吸収性が最も評価をされたポイントであり、プレーヤーの負担を軽減することが期待されています。

「MS Craft Baseball Turf」の8つの特長

「MS Craft Baseball Turf」はパイル(芝葉)を縮れさせることで、直毛型ロングパイル人工芝に比べ以下の改良をしています。

耐久性 金具固定式の野球用スパイクの使用を想定した耐久性試験において、パイル(芝葉)引張強度の低下割合が約1/3になっています。
形状復元性 コンサートなどのイベント時や積雪時の載荷重による性能低下や、パイル(芝葉)形状変化を抑えられます。長期の載荷重により倒れたパイルはブラッシングで復元が可能です。
長期安定性 パイル(芝葉)の倒れやへたりが少ないため、メンテナンスの回数減少が期待できます。
衝撃吸収性 人工芝の衝撃吸収性能が約15%向上しています。選手の足への突き上げ感が減少し、足への負担軽減につながります。
プレー安定性 充填材を使用することで、プレー時のパイル(芝葉)の変形量を抑え、選手の足元のブレを軽減しています。
充填材安定性 パイル(芝葉)を縮れさせることで、ボールバウンド時に充填材の飛散を抑制しています。
バウンド性 経年によるへたり・倒れが少なく、芝目がないことからボールのバウンド・転がり方が安定したグランドコンディションを提供します。
景観性 パイル(芝葉)を縮れさせることで、光の照り返しが低減され、快適な観戦環境の提供が可能です。

「MS Craft Baseball Turf」

従来のロングパイル人工芝

ボールバウンド時の充填材の飛散の抑制について

従来のロングパイル人工芝の場合、起毛性の高い形状のため、ボールがバウンドした際に人工芝の間から充填材のゴムチップが飛び散り選手のプレーの妨げとなっていました。芝葉を縮れさせることで、充填剤の飛び散りを抑制しています。

〈ボールバウンド時の充填材飛散確認試験の比較〉
ピッチングマシンにて170km/hの硬式ボールを人工芝に打撃させた様子

野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」の主な導入実績

・南魚沼市 大原運動公園野球場(2014年3月)
・亜細亜大学硬式野球部日の出グラウンド(2014年3月)
・福岡県筑後市「HAWKSベースボールパーク筑後」タマホームスタジアム筑後(2016年2月)
・埼玉県所沢市「メットライフドーム」西武ライオンズ1軍球場(2016年3月)

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