姿勢保持と体幹安定を追求
「スピードスケート日本代表 レーシングスーツ」について

20180115

ミズノは、スピードスケート日本代表選手が使用するレーシングスーツを公益財団法人日本スケート連盟と共同で開発しました。

今回のレーシングスーツは、スケート時の姿勢を維持しやすくなるよう体幹の安定性を重視し、開発しました。素材の配置とパターン(型紙)を一から見直し、前傾姿勢にあわせたカッティングと体幹サポートにより、空気抵抗を抑えながらも姿勢を保持しやすいスーツを実現しました。デザインコンセプトは“栄光への光”です。

期間中は、会場近くのホテルにミシンを持ち込み、微調整や修理対応を行い、直前まで選手のサポートを行います。

スピードスケートレーシングスーツの特長

姿勢保持、動作サポートを生むウレタンラミネート素材

テンションを高めたウレタンラミネート素材を、肩から胸部、腹部、背中部にかけた体幹部と臀部と太もも部に配置しています。スーツに占めるウレタンラミネート素材の面積を4年前のモデルの約35%から約55%に増やすことで体幹を安定させ、スケート時の前傾姿勢と、蹴り出し動作をサポートします。

姿勢保持、動作サポートを生むウレタンラミネート素材

空気の流れを整える凹凸ニット素材

前頭部、前腕部、膝、下腿部(すね・ふくらはぎ)には、それぞれ異なる凹凸表面のニット素材を配置しました。前腕部と下腿部には粗い凹凸素材を、前頭部と膝部には細かい凹凸素材を配置することでスケート時の空気の流れを整え、空気抵抗を抑えます。

デザインコンセプト“栄光への光”

栄光へ向かう光をイメージし、勝利にむけて突き進む選手達の気持ちを鼓舞する意匠をデザインに落とし込みました。総柄のグラフィックには、栄光へ向かう光のイメージと、日本を感じさせる【エ霞】(えがすみ)と言われる吉祥文様(きっしょうもんよう)を掛け合わせています。「霞」は寒い冬から春に変わる時期に現れる為、日本では新しいステージへの期待を感じる意匠として古くから取り入れられており、新しいステージへ臨む選手達の気持ちを重ね合わせました。そして、その新しいステージに光が差し込んだイメージをボディーカラーのホワイト、勝利へ向かう道を閃光のグラフィック、勝利を獲得するイメージをJAPANロゴのゴールドで表現しています。

選手のパフォーマンスをサポートする国内開発・生産体制

スピードスケートレーシングスーツは、国内のミズノ自社工場「ミズノテクニクス(株)氷上工場」(兵庫県丹波市氷上町)で開発サンプル製作から生産まで行っています。国内生産のメリットを活かして、選手の要望にタイムリーに対応する体制を整えています。

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