京セラドーム大阪で採用
ミズノ野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」

ミズノが積水樹脂株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役会長:福井彌一郎)と共同開発した野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」(エムエスクラフトベースボールターフ)が、オリックス・バファローズの本拠地「京セラドーム大阪」で、2018年シーズンから採用されます。

「MS Craft Baseball Turf」は、天然芝に近い感覚でプレーできる野球専用の人工芝です。パイル(芝葉)を天然の芝葉に近い形状に特殊加工することで、衝撃吸収性能を約15%向上※1し、天然芝に近いボールの転がりを追求しています。選手のプレー中の負担を軽減し、シーズンを通して安定したグランドコンディションを提供します。
※1 当社直毛型ロングパイル人工芝との比較

「MS Craft Baseball Turf」のプロ野球1軍球場への採用は、京セラドーム大阪で3球団目になります。

京セラドーム大阪 http://www.kyoceradome-osaka.jp/

ミズノ野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」

「京セラドーム大阪」

オリックス・バファローズ T-岡田選手のコメント

舞洲バファローズスタジアムの室内練習場には、2017年3月からこの人工芝が導入されており、今までも使用してきました。芝の葉先がちぢれているため、足への負担も少ない感じがし、疲れにくく感じます。新しくなる野球専用人工芝とともに、今まで以上に良いプレーをお見せできるよう、ファンのみなさまの期待に応えて行きたいと思います。

「MS Craft Baseball Turf」の8つの特長

「MS Craft Baseball Turf」はパイル(芝葉)をちぢれさせることで、直毛型ロングパイル人工芝に比べ以下を改良しています。

耐久性 金具固定式の野球用スパイクの使用を想定した耐久性試験において、パイル(芝葉)引張り強度の低下割合が約1/3になっています。
形状復元性 コンサートなどのイベント時や積雪時の載荷重による性能低下や、パイル(芝葉)形状変化を抑えられます。長期の載荷重により倒れたパイルはブラッシングで復元が可能です。
長期安定性 パイル(芝葉)の倒れやへたりが少ないため、メンテナンスの回数減少が期待できます。
衝撃吸収性 人工芝の衝撃吸収性能が約15%向上しています。選手の足への突き上げ感が減少し、足への負担軽減につながります。
プレー安定性 充填材を使用することで、プレー時のパイル(芝葉)の変形量を抑え、選手の足元のブレを軽減しています。
充填材安定性 パイル(芝葉)をちぢれさせることで、ボールバウンド時に充填材の飛散を抑制しています。
バウンド性 経年によるへたり・倒れが少なく、芝目がないことからボールのバウンド・転がり方が安定したグランドコンディションを提供します。
景観性 パイル(芝葉)をちぢれさせることで、光の照り返しが低減され、快適な観戦環境の提供が可能です。

「MS Craft Baseball Turf」

直毛型ロングパイル人工芝

野球シーン以外での活用

スポーツ庁では、「スタジアム・アリーナ改革推進事業」が提唱されており、多機能な施設整備が求められています。京セラドーム大阪は野球以外のシーンで活用されることが多い施設です。「MS Craft Baseball Turf」は、耐久性や復元性が高く、野球以外の様々なスポーツシーンでも施設を活用することができます。

〈スタジアム・アリーナ改革推進事業〉
URL http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/008_index/toushin/1379557.htm

野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」の主な導入実績

・南魚沼市 大原運動公園野球場(2014年3月)
・亜細亜大学硬式野球部日の出グラウンド(2014年3月)
・神奈川県川崎市「ENEOSとどろきグラウンド」(2015年3月)
・福岡県筑後市「HAWKSベースボールパーク筑後」タマホームスタジアム筑後(2016年2月)
・埼玉県所沢市「メットライフドーム」埼玉西武ライオンズ1軍球場(2016年3月)
・北海道釧路市「釧路市民球場」(2017年7月)
・千葉県千葉市「ZOZOマリンスタジアム」千葉ロッテマリーンズ1軍球場(2018年2月完成)など

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