ミズノ史上最高の反発性 シューズ用 高反発ソール素材『MIZUNO ENERZY』新開発
ミズノは、ミズノ史上最高の反発性を実現したシューズ用高反発ソール素材『MIZUNO ENERZY (ミズノエナジー)』を新たに開発しました。
『MIZUNO ENERZY』は、柔らかさによってためた接地時のエネルギーを、ロスを少なく反発させるミズノ独自の新素材で、約2 年かけて開発しました。『MIZUNO ENERZY CORE(コア)』『MIZUNO ENERZY LITE (ライト)』『MIZUNO ENERZY』の3 タイプで構成され、最上位タイプの『MIZUNO ENERZY CORE』は、従来のソール素材※1 と比較し反発性が約56%※2、柔らかさが約293%向上しています。※3
※1 U4ic(ユーフォリック)
※2 鉛直方向に圧縮したときの反発性の比較(当社比)
※3 材料性能のみを比較した当社比較数値です。
ミズノは1906 年創業以来、総合スポーツ用品メーカーとして、これまでの既成概念を覆すイノベーションを創出し続けてきました。新素材『MIZUNO ENERZY』は、野球やゴルフなどシューズカテゴリー以外の用具開発を通して培った反発性に関する知見を活用して開発されました。
新素材『MIZUNO ENERZY』を搭載したコンセプトモデル「THE MIZUNO ENERZY (ザミズノエナジー) 」を7 月1 日に、ミズノ直営店 (ミズノトウキョウ、ミズノオオサカ茶屋町)、ミズノ公式オンラインショップなどで限定発売します(グローバル販売数量 2,000 足)。今後、新素材『MIZUNO ENERZY』は陸上やバレーボール、卓球などの競技用シューズや、ランニングやウォーキング、スポーツスタイルシューズにも搭載される予定です。
コンセプトモデル「THE MIZUNO ENERZY(ザミズノエナジー)」
¥27,500(本体価格¥25,000)
『MIZUNO ENERZY』について
新素材『MIZUNO ENERZY』は競技特性や使用シーンに合わせて、最も柔らかさと反発性を高めた『MIZUNO ENERZY CORE』、軽量性を追求した『MIZUNO ENERZY LITE』、標準的な『MIZUNO ENERZY』の3 タイプで構成されています。
タイプ | 反発性 | 柔らかさ | 特長 |
---|---|---|---|
MIZUNO ENERZY CORE | 約56% | 約293% | 柔らかさと反発性に優れたタイプ |
MIZUNO ENERZY LITE | 約35% | 約22% | 柔らかさと反発性に加え、軽量性に優れたタイプ |
MIZUNO ENERZY | 約15% | 約17% | 幅広い用途で使用可能なタイプ |
注:%は従来のソール素材(U4ic)と材料性能のみを比較した当社比較数値です(向上度合いを示し、生産上、数値はばらつくことがあります)。
一般的なミッドソール材との反発性比較実験
『MIZUNO ENERZY』 特設WEB サイト
https://www.mizuno.jp/technology/mizuno_enerzy/
ミズノのシューズと反発性に関する研究開発について
ミズノは1906 年に創業し、野球用品の製造・販売をスタートしました。1938 年に業界に先がけて、創業者 水野利八がセレクト科学研究所(現 グローバル研究開発部)を設置し、材料開発やアスリートの“動き”を測定・解析することで、アスリートのパフォーマンスを高めるためのイノベーションを創出し続けてきました。
<シューズに関する研究開発>
1997 年には、シューズのソール部に波形形状のプレートを挿入した『MIZUNO WAVE(ミズノウエーブ)』※4を開発し商品化しています。ソール設計に、構造面からのアプローチを取り入れることで、それまで素材偏重となっていたシューズ開発の既成概念を覆し、シューズに求められるクッション性と安定性の両立を実現しました。
※4 縦方向の衝撃を吸収し横方向のズレには安定性を発揮する基幹機能で、ランニングシューズから競技用シューズ、ウォーキングシューズなどに幅広く搭載されています。
<反発性に関する研究開発>
2002 年に打球部に高反発素材を採用した世界初の軟式野球バット「ビヨンドマックス」を発売、2018 年には、たわみやすさを向上させ高い反発性能を発揮するゴルフクラブ「Mizuno Pro Model-E(ミズノプロモデル イー)」を発売するなど、反発性に関する研究開発を進めてきました。エネルギーを、ロスを少なく伝える用具の研究開発の知見を、シューズのソール設計に活用しました。
軟式野球バット「ビヨンドマックス」
ゴルフクラブ「Mizuno Pro Model-E」
『MIZUNO ENERZY』開発者について
〈ミズノ株式会社 『MIZUNO ENERZY』材料開発担当者〉
名前:森田 彰(もりた あきら)
所属:グローバルフットウエアプロダクト本部
デザイン・開発部 技術開発課
経歴:2011年 ミズノ入社、研究開発部 材料開発課に配属
2018年 グローバルフットウエアプロダクト本部
デザイン・開発部 技術開発課
『MIZUNO ENERZY CORE』の素材研究・開発、量産化を担当
コメント:「我々は常にアスリートやユーザーのパフォーマンスを向上させるために研究開発を行っており、MIZUNO ENERZY もそのために開発した素材になります。非常に柔らかく、高反発な素材で、完成した瞬間に、ブルブルとした反発がいつまでも止まらない感触がありました。この素材は非常にエネルギーロスが少なく、今までとは違うレベルの素材をようやく生み出せたなと思いました。」
〈ミズノ株式会社 『MIZUNO ENERZY』商品開発担当者〉
名前:八幡 健太郎(やはた けんたろう)
所属:グローバルフットウエアプロダクト本部
デザイン・開発部 技術開発課
経歴:2011 年 ミズノ入社、研究開発部 研究開発課に配属
2013 年 欧州ミズノ フットウエア担当
2015 年 グローバルフットウエアプロダクト本部 技術開発課
『MIZUNO ENERZY』を搭載したシューズ(ランニング、インドアなど)の設計、
『MIZUNO ENERZY』のヒトのパフォーマンスへの影響に関する研究を担当
コメント:「初めてMIZUNO ENERZY の素材を手にした時に、これはすごい材料だとすぐに気づきました。ただ私のチャレンジとしては、この素材をどうやったらシューズに活かせるか、どうやったら人のパフォーマンスの向上につなげられるかという点でした。この材料のすごいところはエネルギーをためて、ロスを少なく反発させるというところなので、シューズでもはっきりとそれが体感できるものにできたと思います。少しでも上を目指したい人をサポートしていきたいと思いますし、それが実現できる材料であり、シューズであると思います。パフォーマンス向上の可能性、そしてスポーツの可能性をも広げることができると感じています。」
注:製品性能は材料性能とは異なり、設計等により効果や感じ方が異なります。
『MIZUNO ENERZY』使用選手のコメント
陸上競技 飯塚 翔太選手(ミズノトラッククラブ)
(MIZUNO ENERZY 搭載の試作品を使用した際のコメント)
「履いて走ってみると反発が凄くあって、自分の体が軽くなる感じがしました。足が前に出るので、走りが大きくなりました。レース終盤の疲れた時にも足がしっかり動いてくれる印象があり、また足への負担も少ないと感じます。」
卓球女子日本代表 平野 美宇選手(日本生命)
(MIZUNO ENERZY 搭載の試作品を使用した際のコメント)
「初めて着用した時に、今までにない反発力を感じました。今まで以上に蹴り返しやすいので、動きに、よりスピードが出そうです。」
注:個人の感想であり、効果や感じ方には個人差があります。
<参考情報>
ミズノWEB
高反発素材によりボールの変形を抑えて、飛距離を伸ばす 軟式野球バット「ビヨンドマックス」
https://www.mizuno.jp/baseball/products/beyond_max/history/
ミズノニュースリリース(2018年12月14日)
ミズノ史上最高反発を実現 ゴルフドライバー「Mizuno Pro MODEL-E」「Mizuno Pro MODEL-S」
https://corp.mizuno.com/jp/newsrelease/2018/20181214
ミズノニュースリリース(2019年8月1日)
スポーツによる社会イノベーション創出「ミズノ新研究開発拠点を設立」
https://corp.mizuno.com/jp/newsrelease/2019/20190801
記
商品名 | 「THE MIZUNO ENERZY」(ザミズノエナジー) |
価格 | ¥27,500(本体価格¥25,000) |
カラー | ブラック×ブラック×レッド |
サイズ | 23.0,24.0,25.0,26.0,27.0,28.0,29.0cm |
原産国 | ベトナム |
素材 | 甲材/合成繊維、人工皮革、底材/合成底
(ミッドソール:MIZUNO ENERZY CORE、アウトソール:MIZUNO ENERZY 使用) |
質量 | 約365g(27.0cm片方) |
販売数 | グローバルで2,000足 |
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TEL:0120-320-799
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