約28%の軽量化を実現し動きやすさも追求
ショートトラック日本代表のレーシングスーツ完成

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ショートトラック日本代表レーシングスーツ

ミズノは、スピードスケート・ショートトラック日本代表選手が使用するレーシングスーツを開発しました。
ショートトラックは、レース展開によって様々な動き(加速時の低い姿勢・温存姿勢・相手選手のポジション確認・リレー時のタッチなど)が求められます。
そこで、今回のショートトラックのレーシングスーツは、素材や生地の配置を見直すことで、前回のモデルから約28%の軽量化を実現し様々なレース展開での動きやすさを追求しました。低速域での空気力学を考慮し、本体部分と袖・脚部分に異なるニット素材を採用することで、低抵抗と動きやすさをサポートします。
また、ショートトラックは複数人で滑走する種目のため、競技上の安全性を考慮した“耐切創(カットレジスタンス)生地”を採用しています。
デザインは、様々な冬季日本代表ウエアで展開している『シナジーデザイン』を採用しました。選手の勝利への強い想いと、選手を支える人々の応援する熱い想いを過去から未来につなげることで、新たなシナジー(相乗効果)が生み出されることを表現しています。

ショートトラック レーシングスーツの特長

軽量化と前身頃のフィット感を高めた新設計

素材や生地の配置を見直すことで、前回のモデルと比べ、約187g(本体重量675g→488g 27.7%削減)の軽量化を実現しました。また、ショートトラック特有の低速域と高速域で姿勢が変わることから、前身頃のフィット感を高め、左右・後方確認の際、首が動かし易いよう、前胸上部のファスナーを左右に配置しました。

首の動き易さを考慮し左右に配置したファスナー

伸縮性の高い“耐切創素材”を新たに採用

競技上の安全性を考慮し、レーシングスーツの内側で、首回り・脇下・膝裏・鼠径(そけい)部・足首など動脈が通っている部位に、切れにくい素材である“耐切創(カットレジスタンス)生地”を使用しています。さらに新たに開発した伸縮性の高い“耐切創生地”を採用することで、レース中の動きやすさを追求しています。

※赤丸囲み箇所が耐切創生地使用部分。左が前面

耐切創(カットレジスタンス)生地を配置した脇下部分

動きやすさと空気抵抗を削減した新ニット素材

今回のレーシングスーツには、動き易さを追求しつつ空気抵抗を減らす新たなニット素材を採用しています。スピードスケートの風洞実験をもとに、ショートトラックの滑走速度域で抵抗を抑えるのに有効な素材になっています。

シナジーデザインのテーマ

両腕と両足に施したシナジーデザインは、選手の勝利への強い想いと選手を支える人々の応援する熱い想いがつながることで生み出されるシナジー(相乗効果)を表現しています。このシナジーがそれぞれの挑戦を後押しし、過去の努力を未来への希望へとつなぎます。そして、選手たちをスタートの静かな緊張から解き放ち、大胆な躍動へと導きます。

▼シナジーデザインについての詳細はこちらのサイトをご覧ください。
URL:https://www.mizuno.jp/reachbeyond/2022/?ad=jprelease_be2022

選手のパフォーマンスをサポートする国内開発・生産体制

今回のショートトラックを含めたレーシングスーツは、国内のミズノ自社工場「ミズノテクニクス(株)氷上工場」(兵庫県丹波市氷上町)で開発サンプル製作から生産を行い、大会や合宿地などで選手の要望に応じた微調整などを行っています。長年培ってきたカッティング製法や縫製技術を活かして、選手がベストなパフォーマンスを発揮できるようサポートします。

ミズノテクニクス㈱氷上工場での縫製の様子

▼ミズノが日本代表選手に提供するアイテムの詳細はこちらのサイトをご覧ください。
URL:https://www.mizuno.jp/reachbeyond/2022/product/?ad=jprelease_be2022

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