TOP MESSAGE人事担当役員メッセージ

執行役員 渡辺剛

失敗を恐れない人と、これからのミズノを

私自身も新卒で専門商社に入社した後、ミズノに転職したキャリア入社組です。以来、営業部門、経営企画部門、人事部門など30年余りキャリアを重ねてきました。ちょうど経済成長が停滞した「失われた30年」と共に過ごしてきたことになりますが、ミズノが1906年の創業から途切れることなく事業継続してきたのは、環境や物事の変化に柔軟に対応してきたことによるものだと感じています。

もちろん、その時代ごとに未来に何が起こるかを予測することは難しく、すべての取り組みが成功したわけではありません。数えきれないほどの失敗を繰り返しています。しかし、本気で挑戦した結果であれば、その失敗からも学びを得ているはずで、挑戦を重ねるほど成功の可能性が高まるものです。私たちは、「失敗は成長の一環」だと捉えています。また、人の成長は組織の成長につながると信じています。

主体性と人間力を持つ、
ミズノのエンジンになれる人と共に

ミズノがキャリア採用で求める人材には、2つのポイントがあります。
ひとつは「主体性」です。先にも述べたように、ミズノでは失敗を許容する大らかな文化があります。どんな突拍子もないことを言っても決して笑われない、挑戦させてくれる、そんな文化があります。しかし、何も言わない人にはチャンスが与えられることはありません。最初から無理だと決めつけず、「自分がやるんだ」という気概を持つ人を歓迎します。

もう一つは「人間力」です。社会人経験を経て得られたスキル・知識に期待することはもちろんですが、それ以上に大切なのは、人として周囲から信頼される素養があるか、また共に働くメンバーを上手く巻き込める人かどうかという点です。まさしくそれは組織の成長の原動力、つまりエンジンとなれる人物かどうか、ということです。

私が30数年前にミズノ入社を決めた理由は「人」でした。他社から内定をいただいていたので一旦はミズノを辞退したのですが、その後1か月近くにわたり、何度も熱心に電話をいただきました。今の時代であれば、そこまで応募者に連絡を取るのは問題があるかもしれませんが(笑)、当時は情にほだされたのか、情熱のあるオファーに心を打たれ入社したことを思い出します。今でも、その判断は間違えていなかったと思います。

時代の変化が激しい中で、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」経営理念を実現していくためには、社員の一人ひとりが活き活きと働き、利益を向上させることが必要です。そのためには、すべての世代の多様な社員が失敗を恐れずにチャレンジ意欲を持ち、仕事に取り組んでいくことが必要です。ミズノでは、「1人あたりの利益の向上」と「働きがいの向上」の両立を目指した人財育成を実施しています。

ミズノの事業領域はスポーツ以外にも広がっています。だからこそ、これからのミズノを支える人のキャリアの歩みも多様である方がよいと考えています。さまざまな経験をお持ちの皆さんの挑戦に期待しています。