ホールド性とフィット性を両立

走れるニットアッパーシューズ「WAVEKNIT R1」発売

ミズノは、ニット素材の履き心地がもたらす柔らかなフィット性と、独自パターンがもたらす程よいホールド性を兼ね備えたランニングシューズ「WAVEKNIT R1（ウエーブニットアールワン）」を3月20日に全国のミズノ品取扱店で発売します。

一般的にニット素材は、デザイン性の良さに加え、軽量性や通気性の高さ、柔らかくて気持ち良い履き心地が評価されています。しかし、フィット性を良くするために柔らかくしすぎてホールド性が足りなかったり、ホールド性を出すために硬い素材を使ってフィット性が損なわれていることが課題でした。今回発売する「WAVEKNIT R1」は、アッパー（足甲）部の側面に厚さの異なる編み模様を施すことで、靴下を履いているようなフィット性と、程よいホールド性を両立させています。ソール（靴底）は、グローバルで販売実績のあるランニングシューズ基幹モデル「WAVE RIDER 21」と同じ素材・構造を採用しています。ランニングシューズとしての機能を搭載した「“しっかりと走れる”ニットアッパーシューズ」を求めるランナーに向けて開発しました。
尚、ミズノがニットアッパーのランニングシューズを発売するのは今回が初めてで、世界統一モデルとして販売します。グローバルでの販売目標は46,000足、国内販売目標は5,500足です（数字は共に発売から半年間）。

ランニングシューズ「WAVEKNIT R1」
価格：￥14,900＋税（税込価格：￥16,092）

ランニングシューズ「WAVEKNIT R1」の特長

ミズノでは20年以上前から波形プレート『ミズノウエーブ』をシューズのソール（靴底）に搭載することで、クッション性と安定性という相反する性能の両立を実現してきました。今回新たにニットアッパーのシューズを発売するにあたり、同じ「波（ウエーブ）」をコンセプトにした新素材『WAVEKNIT』を開発し、アッパーにおいてもフィット性とホールド性の二律背反の両立を追求しています。

『WAVEKNIT』素材でフィット性とホールド性を両立

シューズの側面には、ミズノ独自の波形パターン（下図）の凸凹を設けた『WAVEKNIT』素材を採用しています。厚みのある部分は他の部分に比べ伸縮性が低いため、ストレッチ性を抑制できます。凸凹の形状を波形にすることで、走行時の横ぶれしやすい方向（親指⇔小指方向）に対して程よいホールド性を発揮します。

クッション性と安定性を両立した波形プレート『ミズノウエーブ』で走り心地の良さを追求

ソール（靴底）部分にミズノ独自の波形プレート『ミズノウエーブ』を挿入しています。スポーツをする足は体重の何倍もの衝撃を受け続けるため、シューズにはクッション性が求められます。しかし、クッション性を高めた柔らかいだけのシューズでは、跳ねる、踏ん張る、回転する、切り返すといった動作に不可欠な安定性を失ってしまいます。この二律背反するテーマを両立するのが横の動きに対する剛性と、縦の圧力に対する柔性を兼ね備えた独自の波形ソール『ミズノウエーブ』です。

1キロ5～7分のタイムの人に適したドロップ12mm

昨今ランナーの間で「ドロップ^※1」の認知が高まっています。自分の走力にあわせて最適なドロップ※1のシューズを選ぶことで、より効率よく走ることが可能になると言われています。一般的にドロップが低いほど中足部・前足部接地になり地面との着地時間が短い上級者用で、高いほど着地した際の衝撃をシューズの踵部で吸収できるため、初級者向きだと言われています。ミズノでは、「WAVEKNIT R1」がターゲットとしている1キロ5～7分のタイムで走る人に適したドロップは12mmとしています（ミズノ調べ）。
※1ドロップとは、かかと部分とつま先部分のソールの厚みの差を指します。

ランニングシューズ市場について

ランニング人口の増加ペースには頭打ちの傾向ですが、ランニングシューズ市場は600億円を超える規模に達しています^※2。近年も各地区で新たなマラソン大会やランニングイベントの開催や、ランナーの中でランニングシューズを普段履きとして使用する人も増えており、引き続き伸びが期待できる市場です。
ミズノはランニングビジネスのさらなる成長に向けて、ランナーの目的や使用シーンに合わせたアプローチを強化していきます。
※2矢野経済研究所（2016）『2016年版スポーツ産業白書』より

記

価 格：￥14,900＋税（税込価格：￥16,092）
原 産 国：ベトナム
素 材：甲材/合成繊維、底材/合成底