2024年度 研究助成事業

ミズノスポーツ振興財団は、日本国のスポーツの振興に必要な事業を行い、もって国民の心身の健全な発達に資することを目的としています。その事業の一つとしてスポーツに関する科学的研究に対する援助を1970 年創立当初から継続して行っています。
研究の目的は「わが国におけるスポーツの普及、振興、発展に寄与することを目的とすること」、研究助成の対象は、体育学、医学はもとより、人文科学・社会科学・自然科学の分野において、スポーツを研究対象としてスポーツとは何かを考え、その振興、発展に寄与する研究とします。新進気鋭の研究者による斬新な着想を期待します。

研究期間1年(研究者11名)

研究者 所属機関・役職 研究テーマ
藤井慶輔 名古屋大学大学院情報学研究科 准教授 バスケットボール映像から戦術を自動分析する技術の開発
村林真衣 香川大学工学研究科知能機械システム工学専攻 博士後期課程 安全にランニング可能な大腿義足用膝継手の開発
原口直登 東京都立大学大学院システムデザイン研究科機械システム工学域 博士後期課程 スポーツ関連動作における運動学データを用いた床反力推定
山川啓介 日本女子体育大学 准教授 筋シナジー解析を用いた水泳のターンの回転局面における運動制御構造の解明:オープンターンの効果的な指導法の確立を目指して
加納拓馬 埼玉県立大学大学院 博士研究員 前十字靭帯損傷後の保存的治療法確立に向けた新ACL装具の開発
筒井俊春 早稲田大学スポーツ科学学術院 助教 腰椎分離症の予防プログラム開発-CT-like MRI を用いた骨盤・脊柱アライメントの3次元評価に基づいて―
眞下苑子 大阪電気通信大学共通教育機構 人間科学教育研究センター 准教授 屋内競技におけるトレーニング負荷の最適化による傷害予防法の開発
波戸謙太 筑波大学体育系 特任助教 野球投手における投球動作分類の着眼点は「アームアングル」だけでよいのか?
田邊 元 明海大学歯学部スポーツ歯学分野 助教 水中運動・スポーツ時の脱水検知・評価法開発に向けた口腔内パラメータの実測的検証
越野裕太 北海道大学 助教 アキレス腱負荷を減ずるための着地動作指導法の解明:アキレス腱障害の予防に向けて
相羽枝莉子 長崎国際大学 助教 競技スポーツにおける感情表出および表出抑制が対戦相手に及ぼす影響

※ 所属・役職は2024年3月18日現在のものです。

研究期間2年(研究者1名)

研究者 所属機関 研究課題
宮崎輝光 鹿屋体育大学 講師 大学野球選手の骨格筋量と走動作の縦断変化の解明

※ 所属・役職は2024年3月18日現在のものです。

選考委員会

選考委員長 吉田 政幸 法政大学教授
選考委員 宇治橋 貞幸 日本文理大学特任教授
東京工業大学名誉教授
遠藤 俊典 青山学院大学准教授
河盛 隆造 順天堂大学名誉教授
福崎 千穂 中京大学教授