Y.K

グローバル研究開発部
設計技術研究開発課

2016年入社。
これまで計測が困難だったスポーツ特有の高速な動きや非常に短い時間の現象を捉えるための特殊な計測機器を用いた技術の確立を担当。

Q1ミズノへの入社を決めた理由は?

子どもの頃からスポーツが好きで、大学時代は準硬式野球をやっていました。情報科学部で学んでいたのですが、そこでの学びが生かせる仕事を考えた時に、今までずっと自分のそばにあったスポーツの業界で働きたいという想いが頭に浮かんだんです。さらに、スポーツメーカーで働くなら、用具の開発に関わりたいという気持ちが湧いてきました。数あるスポーツメーカーの中でもミズノを選んだのは、最も多種多様な競技用具を手掛けていたことに加え、「ミズノなら用具開発だけでなく、もっと面白いことができるに違いない」という直感があったからです。これが、私の入社を決定づけた大きな理由です。

Q2これまでの仕事の中で印象に残っていることは?

特に印象に残っているのは、入社直後から従事した、センサーを用いた計測手法の確立に関する研究が、『MA-Q(マキュー)』として商品化されたことです。
開発段階や商品発売後に、実際に使用した選手の声を聞かせていただけたことは、非常に嬉しい経験でした。やはり、研究開発者とトップ選手をはじめとする利用者との距離の近さは、大学での研究との大きな違いであり、非常に魅力的です。数あるスポーツメーカーの中でも、ミズノは特に選手、ひいては人との距離が近く、それが大きな魅力だと感じています。
『MA-Q』の商品開発に携わっていた時、ユーザーの皆さんの声をうかがった際に、気が付いたことがあります。それは『MA-Q』を購入する目的が「自分の球を測定したいから」ではなく、「もっと上手になりたいから」だということです。「測れるだけでは不十分」だと気が付いたことで、測定後に適切なフィードバックが提供される設計を追加しました。
メーカーの研究開発者として大切な心得を、ユーザーの皆さんとの共創により、教えていただきました。

Q3今後ミズノで成し遂げたいことや
夢はなんですか?

スポーツシーンには、まだ「計測困難な領域」が存在しています。1/1000秒のような非常に短い瞬間や、時速数百キロにおよぶヒトやモノの高速な状態に関する情報は、実はまだ十分に取得できていません。例えば、テニスやバドミントンのインパクトの瞬間は1/1000秒の世界なのですが、その一瞬の状況を正確に計測することは、つい最近まで非常に困難でした。そんな「測定困難な領域の情報」を測定可能にし、得られた情報をもとに、トップアスリートの究極の動きをサポートするような新たな技術研究や商品開発をしていきたいですね。
また、選手を勝利に導くような製品の研究開発に携わりたいという想いは常に持っています。そのために、チームメンバーとともにアイデアを出し合い、革新的なアプローチで挑戦を続け、さらに高い目標を達成していきたいです。

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