M.N

グローバルアパレルプロダクト本部 アパレル生産・開発部 材料開発課

2020年入社。
大学院では人間の感性という論理的に説明しにくい反応を研究する感性工学を専攻し、「動きやすさ」に関する研究に没頭。ミズノでは機能性生地の評価や開発を担当。

Q1ミズノへの入社を決めた理由は?

大学は繊維学部、大学院では感性工学を専攻して動きやすさに関する研究をしていました。元々アパレル開発に関わる仕事がしたくて、就職活動ではスポーツメーカーや下着メーカーなどの説明会に参加していました。
私自身高校まで水泳をしていたこともあり、水着の生地開発ができたらいいな、と考えていたのですが、就職活動を進めていく中で、ミズノは水着をはじめとする競技用アパレルはもちろんのこと、シューズや用具の開発にも多種多様な機能性を備えた生地を使用していることを知りました。ミズノでは、シューズの技術をアパレルに応用できたり、様々な製品の生地に関する情報や知見を持っているため、新たに研究の幅を広げることができるのではないか、と考えたことが入社を決めた大きな理由です。

Q2これまでの仕事の中で印象に残っていることは?

入社してすぐ、コロナ渦のため、緊急度の高いマウスカバーの商品開発が進んでおり、ミズノ製マウスカバーと他社製マウスカバーを比較する試験に携わりました。新しく取り組む商品のため、社内に試験方法や基準は定められていません。JISに規定されている生地試験で評価できなかった項目については、オリジナルの試験方法を考案しました。より体感に近い評価ができるよう試験装置なども工夫しながら試行錯誤を重ね、最終的には社内試験の評価方法を確立できました。
また、社会人として働きはじめてから、会社には絶対的な「納期」が存在すること、大学では「うまくいかなかった」も成果だが、会社では失敗は許容されるものの最終的なアウトプットが必要であること、会社では複数のテーマを同時並行で進めるなど、大学の研究と会社の研究開発部門では様々な違いがあることを知りました。スケジュールの組み立てが重要になるので、最初の頃は先輩に相談して一緒に組み立ててもらっていました。いつでも、どんな相談でも、快く対応してくれる先輩社員の存在が大きな助けになったのは言うまでもありません。

Q3今後ミズノで成し遂げたいことや
夢はなんですか?

今は与えられたテーマの開発を進めています。私は物理系なのですが、与えられたテーマが専門外で苦手意識を持っていた化学系ということもあり、最初はやや後ろ向きな気持ちでしたが、取り組むうちに興味を抱くようになりました。
今後の夢は、興味のある分野に対して自身で研究テーマを設定し、商品化を実現することです。実は、興味がある分野があり、この領域の研究開発を深掘りしていきたいと思っています。さらにコロナ禍で訪問できていなかった国内外の工場を訪問して工場担当者と良い関係を築き、意見や技術の交流をしながら開発を進められるようになりたいですね。そのためにも、学生時代は「研究者には不要」と思っていたコミュニケーションスキルを向上させたいです。先輩のコミュニケーションスタイルを参考にしながら、自分なりのスタイルを確立していきたいです。

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