ミズノ製フィジカルサポートマットレス(評価品)が睡眠に与える影響に関する研究を実施
日本では「睡眠で十分な休養が取れている」と回答する割合が8割以下に低下しており、睡眠の質の向上が重要視されるようになってきました。特に寝具は睡眠に大きく影響する要因とされており、高反発マットレスや通気性の高い寝具が睡眠の質を向上させることは、これまでの研究でも示されています。
ミズノでは、総合スポーツ用品メーカーとしての技術やノウハウを新たに睡眠領域へ展開し、「スポーツテクノロジーで睡眠をもっと快適にする」をコンセプトに、全ての生活者の睡眠パフォーマンス向上を目指してきました。
今回は、評価品マットレスが、市販マットレスに比べて睡眠時の快適性や翌日の気分・コンディションへの影響について検証するため、福岡大学スポーツ科学部の道下教授との共同研究に取り組みました。
共同研究の目的と共創プロセス
本研究の目的は、評価品マットレスが睡眠時の快適性や翌日の気分・コンディションにどのような効果をもたらすかを明らかにすることです。今回は福岡大学との連携・協力協定に基づき、同大学スポーツ科学部の道下竜馬教授と共同研究に取り組みました。道下教授とは、過去にも「アクアフィットネスの実施がアスリートのパフォーマンス向上に及ぼす影響」などで共同研究実績があり、その信頼関係が今回の共創のきっかけとなりました。
研究の概要
今回の研究では、睡眠障害のない若くて健康な男性10名を対象に、市販マットレスと評価品マットレスをそれぞれ2泊3日の滞在型実験を実施しました。脳波や深部体温などの客観的指標に加え、主観的な睡眠の質や起床時の気分についても測定・評価しました。
実験結果
評価品マットレスを使用した場合、市販マットレスに比べて入眠までの時間に対する差異を確認し、快適な睡眠時間をサポートしていることが確認されました。また、就寝時が快適であることが、脳波計測からも確認されました。就寝から起床までの平均深部体温および平均皮膚温の測定結果から、マットレスの高い通気性によって体の熱がうまく放散され、睡眠中の温度環境が快適に保たれたからと考えられます。
また、起床時の睡眠感を評価する睡眠調査票(OSA-MA)の「起床時眠気」および「入眠と睡眠維持」のスコアから、睡眠時の実感に明確な差が出ました。加えて、起床直後の気分を測定する心理検査(POMS2)からは、評価品マットレスの方が主観的な睡眠の質に加え、朝のすっきりした実感やコンディションについて良好な傾向が確認されました。
睡眠脳波
①材質
評価品:【中芯】合成繊維(ポリエーテルエステル系繊維)100%
比較品:【詰め物】上層 ウール50%/ポリエステル50% 中芯(固綿)ポリエステル100% 下層ポリエステル100%
②厚み
評価品:約70mm/比較品:約70-75mm
⽪膚温,深部体温,発汗量
睡眠調査票(OSA-MA)
気分プロフィール(POMS 2)
共同研究の成果
実験の結果、評価品マットレスは、市販マットレスに比べて主観的な睡眠の質に加え、起床後の気分やコンディションについての関連が示唆されました。これは寝具の違いが睡眠の質や翌日の活力に対して影響を与えることを示しています。
共同研究の成果を学会で発表
2026年7月に、本共同研究の成果が日本睡眠学会第50回定期学術集会で発表されました。客観的なデータをもとに、評価品マットレスが持つ睡眠環境のサポートを検証した結果を広く発信してまいります。
睡眠不足は日中のパフォーマンス低下や気分の落ち込みだけでなく、長期的には健康リスクにもつながることが知られています。
ミズノは、人生100年時代といわれる中、運動と同じように睡眠の大切さを捉えています。全ての生活者が24時間持続的に健康的なパフォーマンスを発揮できるよう、今後も「スポーツテクノロジーで睡眠をもっと快適にする」を実現する睡眠サポートアイテムを提供してまいります。