近年、生活スタイルの変化や健康意識の高まりにより、気軽にできる運動への注目が集まっています。
運動不足が生活習慣病の発症リスクを高めることもあり、体力・生活機能の低下(骨や筋肉等の運動機能の衰え等)に繋がることもあると言われています。

ミズノでは、シニアの方でも安心して気軽に運動を楽しむことができるウォーキングプログラム「ノルディック・ウォーク講習会」を開催しています。

ノルディック・ウォークとは、ウォーキング用ポールを使用するウォーキングエクササイズです。全身運動を行うことで通常のウォーキングに比べ、より高いエクササイズ効果を得ることができます。また、ポールで体重の一部を支えることにより、足や腰への負担軽減や、バランスの保持が容易になることで転びにくくなる、というメリットもあります。

このプログラムは、全国のミズノ直営店やスポーツ施設で開催しており、全日本ノルディック・ウォーク公認指導員や、指導員の講習を修了したスタッフによるポールの使い方や歩き方の指導を通して、運動体験の場の提供という役割も担っています。

オーストラリアでは年間1億1,000万足のシューズが生産国から輸入され、その内2,500万足がスポーツシューズです。スポーツシューズの内、リサイクルされているのはわずか1%程度と言われています。

地球環境保護に貢献したい、そんな想いからミズノオーストラリアは、オーストラリアスポーツ用品協会(ASGA:Australian Sporting Goods Association)とスポーツ業界の各ブランドと連携し、Tread Lightly(トレッド・ライトリー)と名付けたリサイクルプログラムに参画しています。

この取り組みは、不要になった使用済みシューズをブランドやメーカーを問わず回収・破砕処理し、再生原料としてリサイクルするものです。再生された原料はトレーニングジムのマット・店舗のフローリング・公園の遊具などの素材として生まれ変わり、廃棄物の削減・環境負荷の低減に貢献しています。
これまでに10万足、32トンを超えるシューズを回収しています。
※2021年9月時点

ミズノは、2050年にミズノグループの企業活動において温室効果ガスの排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現を目指しており、モノ作りにおいても環境負荷の低減を図っています。

ミズノの主力商品であるランニングシューズには、ミズノの基幹機能であるミズノウエーブが搭載されています。ランニングシューズに求められるクッション性と安定性という二律背反を解決するため、シューズのソール部に波形形状を取り入れることで、縦方向の衝撃を分散、吸収し横方向のズレには安定性を発揮します。

環境負荷の低い植物由来の樹脂材料「Pebax®Rnew®」を使って生産したウエーブプレートを、複数のモデルのシューズで10年以上展開しており、現在までに全世界で累計1,000万足以上販売しています。一般的な石油由来材料を使用した場合と比較して、累計4,700t-CO2以上のCO2排出量削減を達成することができ、環境負荷の低減と機能性の両立を実現しています。

また靴ひもやシューズの履き口などのパーツにリサイクルペット素材を使用するなどの取り組みも進めています。

近年、子どもたちが自由に遊べる場所が減りつつあります。整備された公園はあるものの、ボール遊びが禁止されているなど、以前なら楽しめていた遊びに制約があることもあります。このような状況下で子どもの運動機会が減っていると言われています。
また子どもの運動能力低下は、大人になってからの健康をも左右すると言われています。そこで私たちは、すべての子どもたちに身体を動かす機会を提供したいと考え、子ども向け運動あそびプログラム「ミズノ流忍者学校」を開発しました。

子ども向け運動あそびプログラムの目的は、「運動すること」を身近な存在にすることです。楽しくあそびながら、身体を動かす気持ちよさや楽しさを感じてもらうことをめざします。同時に、知識を持った指導者「ミズノプレイリーダー」と一緒に身体を動かすことで、コミュニケーション力や社会性、思考力を育み、心身の健康を図ります。
このプログラムを支える「ミズノプレイリーダー」は単なる指導者ではなく、子どもをプログラムの世界に導く重要な役割を担っています。発育や発達に関する知識を備えており、子どもたちを見守りながらプログラムの世界に没入するきっかけを作ります。

ミズノではスポーツ用品開発のノウハウを活かし、安全性や快適性を追求した企業ユニフォームを開発し、販売しています。
働く人がより動きやすく、より快適に作業・労働するために、動きやすさを追求した独自のウエア設計『ダイナモーションフィット』や、汗処理に優れた素材『ドライエアロフロー』、体から出る水分を吸収して発熱する吸湿発熱素材『ブレスサーモ』などを採用しています。

また、再生PET素材や植物由来素材など環境負荷の低い材料を積極的に活用し、スポーツで培った機能性や快適性と環境保全を両立させた商品をさらに拡大させていきます。
使用済みユニフォームの回収リサイクルについても、取引先企業様と連携し、マテリアルリサイクル(産業資材への再生)やケミカルリサイクル(ポリエステル糸への再生)などに取り組んでいます。

私たちは、2050年にミズノグループの企業活動において温室効果ガスの排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現を目指しています。また取引先企業様との連携により、廃棄物の削減、リサイクルを推進し、豊かな自然環境を次の世代に引き継げるよう取り組みを進めています。

私たちは、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、スポーツの喜びや幸せを人々に届けることを目指し、様々なスポーツ大会やイベントを主催・サポートしてきました。

また、日本国内においてはソフトボール・柔道・水泳・女子バレーボールその他15競技団体へのサポートしています。さらに日本で開催された柔道世界選手権、柔道グランドスラムや、2020年東京オリンピックのソフトボール競技と柔道競技にスポーツ品を提供し、国内外のトップアスリートを支えています。

これからも世界中の人々が最高のパフォーマンスを発揮し、スポーツがもたらす喜びを体感できるよう、スポーツをする機会の創出やものづくりに取り組んでいきます。

提供備品

  • ソフトボール(ボール)
  • 柔道(リザーブ柔道衣)

私たちは、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みである「国連グローバル・コンパクト」に署名しました。

「国連グローバル・コンパクト」は、1999年に当時の国連事務総長であるコフィー・アナン氏が提唱し、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、そして腐敗の防止に関わる10の原則を世界各国の参加企業・団体に実践することを求めるものです。

この枠組みに賛同し、サステナビリティ活動をグローバルレベルでさらに加速させ、輝く未来の実現に向けて取り組んでいきます。

国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
https://www.ungcjn.org/

私たちは、総合福祉機器メーカーである今仙技術研究所(岐阜県・日本)と共同で、スポーツ用義足の板バネ開発に取り組んでいます。スポーツ用義足の板バネは着用される選手の障がいの種類や程度、パフォーマンスにより様々なフィッティングが必要です。

野球やゴルフなどの用具開発で長年培ってきたカーボン加工技術やその他様々な競技スポーツのノウハウを駆使して、パラアスリートがより高いパフォーマンスを出せるよう開発を進めています。

開発された板バネは、日本の女子トップパラ陸上選手である髙桑早生選手(NTT東日本、義足T64クラス100m、200mおよび走り幅跳び)が使用しています。

私たちが持つ独自の技術と、志をともにする私たちのパートナーの力を融合させ、スポーツを愛する全ての人を支え、一歩先に進みたい人々の想いを実現することに貢献します。

水は、この地球上に住むすべての生命の源であることは言うまでもありません。

また、スポーツを楽しんだ後に飲み干す、あの一杯の水のおいしさに、多くの人たちが水の恵みを感じたことでしょう。

私たちの製品製造工程においても水を使用しますが、環境への影響を抑えるため水の使用がより少ない製造技術を採用するなど、水使用削減のための取り組みを進めています。また、これらの取り組みは、私たちのサプライヤーとも協力し行っています。サプライヤーでの製造工程においても使用される水が有効利用されているか、また廃水が周辺環境に悪影響を与えることがないかなど、定期的に監査を実施しています。

いつまでも清らな水が私たちの手元にあるように。ミズノは水資源の保全に努めます。

乳がんは、オーストラリアで最も多く診断されるがんの一つと言われています。

ミズノオーストラリアは、国立乳がん撲滅基金(The National Breast Cancer Foundation/NBCF)と協力して、2030年までに乳がんによる死亡者数をゼロにすることを目標に掲げたキャンペーン「#ProjectZero」を展開しています。対象シューズの売上代金の一部をNBCFに寄付することを通じて、乳がんに対する啓発と研究の推進に協力しています。

NBCFが1994年に研究助成を開始して以来、オーストラリア国内の乳がん5年生存率は76%から91%(2016年時点)に向上しました。世界水準の研究により乳がんによる死亡を食い止めることができます。乳がんがどのように発生し、どのように広がっていくのかをより深く理解することで、研究者はより多くの治療方法を発見し、より多くの死亡を防ぐことができます。