木バット不適格材を使ったテーブルウエア
ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。
ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めており、このたび、島根県の木工職人の方々とのつながりを得て、こうした木材をテーブルウエアとしてアップサイクルすることができました。
バットは7つの部分に輪切りにされ、それぞれ専門の職人の手によって、「タンブラー」「一輪挿し」「つまようじ入れ」「箸置き」「おちょこ」に生まれ変わりました。ともに森の恵みを大切にしてきたミズノと木工職人によって、野球を愛する人だけではなく、より多くの人に、木が与えてくれるぬくもりとやすらぎを食卓で感じていただける商品となりました。
ミズノは1991年から環境保全活動を行っており、2050年にはカーボンニュートラルの実現を目指しています。再生可能エネルギーの活用や製品製造工程の革新に加え、廃棄物の削減、リサイクルも積極的に推進しています。