インテリアとして置けるトレーニンググッズ「ミズノヘルシーインテリア」シリーズで、商品配送時の外装箱破損による段ボールの交換をゼロにする取り組みを始めました。

商品には何ら問題がないにも関わらず、商品配送時についた段ボールの傷が原因で、箱不良として商品が返品になっている状況があります。
返品されてきた商品は、新しい段ボールに詰め替え配送をしなおしているため、段ボールの廃棄は増加傾向にありました。
また、返品・再配送の輸送によりCO2排出も余分に発生していました。

そこで実際に通信販売などで商品を購入されている方へ、商品到着時の外装箱について調査※1を行った結果、86%の方が段ボールに「少しの傷・汚れなら気にならない」と回答されました。

※1 2021年10月6日~10月9日の3日間   20~59歳の男女200名 LINEアンケート(ミズノ調べ)

持続可能な社会の実現に向けて、プラスチック資源の循環が求められています。

ミズノでは、株式会社TBMと協力し、廃棄プラスチックフィルムや使用済みペットボトルキャップを再生した素材を、一部の国内生産スポーツアパレルの包装材として使用を開始しました。
2022年6月より順次切り替えを進め、1年間で約104万点のアパレル商品の包装を本リサイクル素材に切り替えます。

一包装あたり約98%の素材が再生素材となり、これによりCO2排出量が年間29.6トン削減できる見込みです。

ミズノは2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しており、今後も環境負荷低減に向けた取り組みを進め、いつまでもスポーツが楽しめる、豊かな地球環境を次世代に引き継ぐことを誓います。

ミズノは、一般社団法人日本野球機構(NPB)に供給する統一試合球の包装資材に湿気(水分)と光からボールを守る『GL BARRIER(ジーエル バリア)』を2022年シーズンから採用します。

これまで統一試合球の包装は、保管時の温度、湿度の影響を最小限にし、紫外線の影響による変色を防ぐため、アルミ箔と透明フィルムの2つの資材を使用していました。今回、包装資材に『GL BARRIER』を採用することで、アルミ箔を使用せずに同等以上の状態でボールを保つことができます。これにより、従来の包装資材と比べて、CO2の排出量を年間約1.7トン削減※1できる見込みです。

※1 原料採掘~使用後の廃棄まで(凸版印刷株式会社、ミズノ調べ)

今後、ミズノが製造、販売するアマチュア野球向け硬式球の包装資材も、『GL BARRIER』に順次変更する予定です。

シンガポールはアジアの都市の中でも環境問題への取り組みが熱心な都市の一つとして知られています。その限られた国土の環境を守るため、2019年に、2030年までに廃棄物を30%削減することを目指すと発表しています。
ミズノシンガポールでは、国の機関であるSports Singapore が進めるシューズリサイクルの取り組みに賛同し、スポーツ業界の各ブランドや得意先の方々と共に資源の有効活用を推進しています。

使用しなくなったシューズを集め、Sports Singaporeを通じて、それらを回収・粉砕・加工し、公園のフィットネススペースや陸上トラック等の床材として再利用する活動を推進しています。
Sports Singaporeではこの取り組みを2021年7月から開始しています。※1

※1 2021年度のリサイクル目標:約17万足

ミズノは、サステナビリティ活動の一環としてシューズボックスを100%リサイクル紙を使用したものに2021年11月から順次切り替えています。対象は、全世界の各カテゴリーのシューズで、これにより従来のシューズボックスに比べて、CO2の排出量を年間約160トン削減できる見込みです。

※自社調べ

ミズノは2021年度から「環境保全」「スポーツを通じた心身の健康」「人間性の尊重」をサステナビリティ活動の戦略領域に位置づけ、取り組みを強化しています。「環境保全」領域においては、2050年にカーボンニュートラルの実現を目指しています。

ミズノの主力商品カテゴリーの一つであるシューズのパッケージに100%リサイクル紙を使用することで環境負荷の低減、持続可能な循環型社会の構築に貢献します。

ミズノは、布団などから回収したリサイクルダウンを採用した「ダウンジャケット」を販売しています。

ライフスタイルカテゴリーの新製品ダウンジャケットを企画するにあたり、できる限りの環境負荷の低減を検討していました。そんな中、寝具等の製造・販売を行う(株)丸八真綿がダウンをリサイクルされていることを知り、新製品に採用することとなりました。

具体的には、ジャケットの中綿に丸八真綿が布団などから回収、洗浄したリサイクルダウンを80%以上使用しています。丸八真綿が長年に渡り築き上げてきた素材の品質管理プロセスを経て、高品質なダウン素材として生まれ変わっています。

この協業により、不要となった布団の焼却時に発生するCO₂の発生を抑え、環境負荷低減、また循環型社会の構築に貢献したいと考えています。

バドミントンの公式戦で使用されるシャトルは、通常天然の水鳥の羽で作られたものが使用されています。
この天然素材を使用したシャトルの製造工程では羽根部分の「洗浄・消毒・脱色」を行うために大量の水が必要です。また耐久性が低く、成人男子の大会では打撃時の衝撃により数回のラリーでシャトル交換をする必要があります。

これらの課題を解決するために、長年、人工のシャトルの開発が進められてきました。人工のシャトルは、天然素材のシャトルに比べて耐久性が約2倍※1あり製品寿命が長くなります。また、人工のシャトルを作る過程では「洗浄・消毒・脱色」の工程がなく、水の使用量を削減することができます。

しかしながら、人工のシャトルの飛行性能は天然素材のシャトルとは特性が異なる為、あまり普及してきませんでした。

寒い季節になるとおうちでの冷え対策が必要です。
以前よりも在宅時間が増えた方も多く、家の中でたとえ一人であっても暖房をつけてしまうことが多いのではないでしょうか。
昨今は原油価格高騰で、灯油やガス、電気などの光熱費のさらなる負担の増加が見込まれます。
そんな中、ミズノは吸湿発熱素材を使用した「ブレスサーモ」の着用を提案しています。

「ブレスサーモ」は、繊維が水分を吸うと発熱する仕組みに着目したことから生まれました。人の身体からは常に微量の水蒸気(水の分子)が発散しています。これをミズノ独自の開発により大量の水分子を吸着できるように改良された合成繊維が吸着、発熱するため、高い発熱力を誇っています。

アンダーウエア、ソックスなど多様な商品に展開され、屋外だけではなく、屋内においても着用されている方に温かさを提供します。

CO2削減が叫ばれ、また原油価格高騰などによる家計への負担を抑制したいというニーズに対して、ミズノは「ブレスサーモ」の着用を推奨し、暖房に過度に頼らないエコな暮らしを提案しています。

オーストラリアでは年間1億1,000万足のシューズが生産国から輸入され、その内2,500万足がスポーツシューズです。スポーツシューズの内、リサイクルされているのはわずか1%程度と言われています。

地球環境保護に貢献したい、そんな想いからミズノオーストラリアは、オーストラリアスポーツ用品協会(ASGA:Australian Sporting Goods Association)とスポーツ業界の各ブランドと連携し、Tread Lightly(トレッド・ライトリー)と名付けたリサイクルプログラムに参画しています。

この取り組みは、不要になった使用済みシューズをブランドやメーカーを問わず回収・破砕処理し、再生原料としてリサイクルするものです。再生された原料はトレーニングジムのマット・店舗のフローリング・公園の遊具などの素材として生まれ変わり、廃棄物の削減・環境負荷の低減に貢献しています。
これまでに10万足、32トンを超えるシューズを回収しています。
※2021年9月時点