ミズノは地球環境を守るために「持続可能な材料調達方針」を定め、製品作りに生かしています。
このたびダウンを超える温かさ※1の新素材『テックフィルブレスサーモ』を開発しました。『テックフィルブレスサーモ』は、ダウンよりも温かい※1上に、濡れても保温性が低下しにくく、気候に左右されにくい保温力のある素材です。
※1 ミズノ調べ 20℃65%RH環境下において、KESサーモラボⅡにて20×20cmの試料の保温性を比較
対象品:『テックフィルブレスサーモ』綿、比較品:ダウン(650FP ダウン90%)
ミズノは2024年4月に地球環境保全のために設定した温室効果ガスの削減目標について、「SBTi(Science Based Targets initiative)※1」の認定を取得しました。
このたび、2023年度の実績が出ましたので2030年の目標に対しての進捗を報告します。
※1 CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4機関が2015年に共同で設立した国際的イニシアチブ
<SBTiに認定された温室効果ガス削減 目標値>
Scope1,Scope2 : 2030年に2018年比で50.4%削減
Scope3(カテゴリー1および12):2030年に2018年比で58.1%削減(付加価値10億円あたり)
ミズノは、持続可能な社会の実現に向けて「2050年 ネットゼロ」を目指しています。
その取り組みの中で、パフォーマンスランニングシューズの機能はそのままに、環境への負荷を低減するシューズを生み出すことを目指し、「NEO COLLECTION(ネオ コレクション)」を展開。このたび第3弾「MIZUNO NEO VISTA(ミズノ ネオ ビスタ)」を発売しました。
このシューズのアッパーとソールにはリサイクルポリエステル、植物由来、水溶性プリントなどの低環境負荷材料を約60%使用。同じデザインですべて石油由来の材料で製造し、アッパー材を染色した場合と比べ、約17%のCO₂排出量削減を実現しています。また環境負荷になる藻を回収し既存材と混合した材料を、ミズノとして初めてインソールに採用しました。
ミズノは2024年5月13日に「えるぼし」、2024年5月16日に「くるみん」それぞれの認定を取得しました。
「えるぼし」は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍推進に関する状況や取り組みなどが優良な企業を認定する制度で、厚生労働省ホームページ内に「えるぼし認定事業主の一覧」として掲載されています。認定には3つの段階があり、ミズノは3段階目(3つ星)を取得しました。
「くるみん」は次世代育成支援対策推進法に基づき、子育て支援の取り組みが一定の基準を満たした企業を認定する制度です。こちらも、厚生労働省ホームページ内に「くるみん認定業主名の一覧」として掲載されています。
ミズノは、持続可能な社会の実現に向けて「2050年 ネットゼロ」を目指しています。
このたび、地球環境保全のために設定した温室効果ガスの削減目標について、「SBTi(Science Based Targets initiative)※1」の認定を取得しました。
※1 CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4機関が2015年に共同で設立した国際的イニシアチブ
<SBTiに認定された温室効果ガス削減の目標値>
Scope1(自社直接排出)とScope2(自社間接排出)について、2030年に2018年(基準年)比で50.4%削減。
Scope3(他社間接排出)のカテゴリー1(購入した製品・サービス)およびカテゴリー12(販売した製品の廃棄)について、2018年(基準年)比で58.1%削減(付加価値10億円あたり)。
ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、木バット不適格材となり製品としては販売ができません。
ミズノでは、こうした天然素材であるがゆえに野球の強度や外観を満たせない素材を、廃棄することなく、アイデア1つで、役に立つ、価値のあるモノに繋げようと日々考えています。
このたび、大阪の天王寺動物園に同不適格材を300本寄贈しました。
これらの木材はオウム科のキバタンの止まり木やオナガザル科のブタオザルの渡り木、さらに園内の柵としても使用いただいています。
天然の素材ならではのやすらぎを動物たちが感じてくれればと願っています。
ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。
ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めており、このたび、島根県の木工職人の方々とのつながりを得て、こうした木材をテーブルウエアとしてアップサイクルすることができました。
バットは7つの部分に輪切りにされ、それぞれ専門の職人の手によって、「タンブラー」「一輪挿し」「つまようじ入れ」「箸置き」「おちょこ」に生まれ変わりました。ともに森の恵みを大切にしてきたミズノと木工職人によって、野球を愛する人だけではなく、より多くの人に、木が与えてくれるぬくもりとやすらぎを食卓で感じていただける商品となりました。
ミズノとJR東海グループは「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」という思いの下で協力し、東海道新幹線のリサイクルアルミニウムを原材料とする子ども用アルミニウムバットを開発しました。
この取り組みをさらに推し進めるため、両社は再び協力し、共同で野球教室イベントを開催しました。
JR東海野球部が、野球をこれから始めてみたい子から本格的な技術指導を受けたい子まで、野球の経験値や体格に合った教室を開催。
ミズノは、ボールを投げる、打つなどで的を狙うゲームなど野球の楽しさを体感できるイベントを併催し、協力を行いました。子どもたちが野球の楽しさを知り、それぞれの夢に前向きに向かっていくきっかけとなればと願っています。
ミズノでは、環境に配慮したプロダクトの開発や、子どもたちの夢を育む取り組みを進めています。さまざまなパートナーと連携することでそれぞれの強みを生かし、社会課題の解決、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。
ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めています。
このたび、同不適格材約200本を、高校野球発祥の地である豊中市(大阪府)に寄付を行いました。市民向けイベントで子どもたちのバット塗装体験に活用いただきました。また併せてミズノテクニクスから技術者を派遣し、バット削りの実演を行うことで、さまざまな職業を知り将来の選択肢を広げるキャリア教育の機会創出、廃棄物削減による環境負荷の低減というサステナビリティ活動につなげています。
ミズノは今後も様々なパートナーと連携し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
子どもたちに大人気の新幹線が、子ども用の野球バットに生まれ変わりました。
JR東海グループでは、廃車となった東海道新幹線の車体から出る大量のアルミニウムをリサイクルする手法を確立し、特許を取得しました。この『東海道新幹線アルミ』はアルミニウムを新製する場合に比べ、CO2排出量を約97%低減する特長があり、同グループではそのさらなる活用先を模索されていました。
一方、ミズノでは、2050年カーボンニュートラルの実現にむけて、様々な環境負荷低減の取り組みを推進しており、特に製品そのものの環境負荷低減が求められていました。
JR東海グループとミズノ、それぞれの課題を持った両社が「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」という思いの下で協力し、東海道新幹線のリサイクルアルミニウムを原材料とする子ども用アルミニウムバットを開発しました。