ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、木バット不適格材となり製品としては販売ができません。

ミズノでは、こうした天然素材であるがゆえに野球の強度や外観を満たせない素材を、廃棄することなく、アイデア1つで、役に立つ、価値のあるモノに繋げようと日々考えています。

このたび、大阪の天王寺動物園に同不適格材を300本寄贈しました。
これらの木材はオウム科のキバタンの止まり木やオナガザル科のブタオザルの渡り木、さらに園内の柵としても使用いただいています。
天然の素材ならではのやすらぎを動物たちが感じてくれればと願っています。

ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。

ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めており、このたび、島根県の木工職人の方々とのつながりを得て、こうした木材をテーブルウエアとしてアップサイクルすることができました。

バットは7つの部分に輪切りにされ、それぞれ専門の職人の手によって、「タンブラー」「一輪挿し」「つまようじ入れ」「箸置き」「おちょこ」に生まれ変わりました。ともに森の恵みを大切にしてきたミズノと木工職人によって、野球を愛する人だけではなく、より多くの人に、木が与えてくれるぬくもりとやすらぎを食卓で感じていただける商品となりました。

ミズノとJR東海グループは「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」という思いの下で協力し、東海道新幹線のリサイクルアルミニウムを原材料とする子ども用アルミニウムバットを開発しました。

この取り組みをさらに推し進めるため、両社は再び協力し、共同で野球教室イベントを開催しました。

JR東海野球部が、野球をこれから始めてみたい子から本格的な技術指導を受けたい子まで、野球の経験値や体格に合った教室を開催。
ミズノは、ボールを投げる、打つなどで的を狙うゲームなど野球の楽しさを体感できるイベントを併催し、協力を行いました。子どもたちが野球の楽しさを知り、それぞれの夢に前向きに向かっていくきっかけとなればと願っています。

ミズノでは、環境に配慮したプロダクトの開発や、子どもたちの夢を育む取り組みを進めています。さまざまなパートナーと連携することでそれぞれの強みを生かし、社会課題の解決、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。

ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めています。

このたび、同不適格材約200本を、高校野球発祥の地である豊中市(大阪府)に寄付を行いました。市民向けイベントで子どもたちのバット塗装体験に活用いただきました。また併せてミズノテクニクスから技術者を派遣し、バット削りの実演を行うことで、さまざまな職業を知り将来の選択肢を広げるキャリア教育の機会創出、廃棄物削減による環境負荷の低減というサステナビリティ活動につなげています。

ミズノは今後も様々なパートナーと連携し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

子どもたちに大人気の新幹線が、子ども用の野球バットに生まれ変わりました。

JR東海グループでは、廃車となった東海道新幹線の車体から出る大量のアルミニウムをリサイクルする手法を確立し、特許を取得しました。この『東海道新幹線アルミ』はアルミニウムを新製する場合に比べ、CO2排出量を約97%低減する特長があり、同グループではそのさらなる活用先を模索されていました。

一方、ミズノでは、2050年カーボンニュートラルの実現にむけて、様々な環境負荷低減の取り組みを推進しており、特に製品そのものの環境負荷低減が求められていました。

JR東海グループとミズノ、それぞれの課題を持った両社が「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」という思いの下で協力し、東海道新幹線のリサイクルアルミニウムを原材料とする子ども用アルミニウムバットを開発しました。

ミズノは、持続可能な社会の構築に向けて「2050年 カーボンニュートラル」の実現を目指しています。

その取り組みの中で、これまでに開発した、フルマラソンにも使用可能なパフォーマンスランニングシューズの機能をそのままに、環境への負荷を低減したシューズを生み出すことを目指して「WAVE NEO COLLECTION(ウエーブネオコレクション)」の「WAVE NEO WIND(ウエーブネオ ウインド)」、「WAVE NEO ULTRA(ウエーブネオ ウルトラ)」 を企画・開発しました。これらのシューズは、原材料にリサイクルポリエステルや植物由来材料など、環境に配慮した素材を使用することでCO2排出量を抑制しています。23年8月発売の新色ブラックカラーモデルではアッパーニット材料に、原料自体に染料を混ぜて着色した原着糸を使用することで染色工程の水使用も削減し、環境負荷を低減しています。

野球グラブはプレイヤーにとってできれば長く付き合いたい道具の一つですが、長年使い続けていると汚れ、ほつれ、破れなど劣化が生じます。しかし、修理など手入れをすれば、愛用のグラブを長く使い続けることができます。

ミズノは、1977年からグラブの損傷箇所を補修するリペア活動を行っています。クラフトマンが出張して修理の対応をするワークショップ活動も展開しています。1978年から米国でも同活動を開始しました。
また近年、日本においては野球スパイクの修理も手掛けています。

こうしたリペア活動は2022年4月から2023年3月までの期間でグラブで約2,200件、スパイクで約2,500件実施し※1、これにより約1.8トン※2の廃棄物削減に貢献できたと考えています。

※1 日本におけるリペア件数
※2 ミズノ調べ 

ミズノの主力製品の一つが木製野球バットです。
日本を中心にプロ野球選手にもその高い品質が評価されています。

木製野球バットの高い品質を維持することはその素材の準備から始まっています。メイプルやホワイトアッシュなど硬くて反発に優れた良質な素材を選び、さらに十分な乾燥工程を経て、職人によるバットの削り出しが行われます。

ただ木材は自然物であるため、節があったりして、製造工程の途中でバットとしては不適格材として利用されない端材が発生します。

ミズノではこれらの端材を有効活用するため、外部の協力会社の力を借りて、木製キーホルダーなどのさまざまなものに加工し、新たなものに生まれ変わらせていただいています。素材が硬く、乾燥がしっかりなされているため、耐久性が高く、また木が醸し出すやわらかさもあって好評を博しています。

ミズノの主力製品の一つが野球グラブです。

良質な革から弾力性や耐久性などを考慮し、野球グラブの各部位に適したパーツを切り出す、革の品質へのこだわりと、熟練のクラフトマンによるモノづくりが多くのプロ野球選手の支持を得ています。

しかし、素材のシワやキズなどで、野球グラブとしては使用できない革が未利用のまま大量に残ってしまうことが一つの課題でした。

そこでミズノでは、それらの残革を財布や名刺入れなどの小物類に生まれ変わらせて販売する活動を続けています。もともと良質な革であることから、野球愛好者だけではなく、幅広い方々に好評をいただいています。

ミズノは1991年から地球環境保全活動に取り組んでいます。リサイクルの推進、廃棄物の削減を通じて、地球環境を守り、豊かな地球環境を次の世代に引き継いでいきたいと考えています。

ミズノグループのミズノテクニクス養老工場はミズノの主力事業である野球品、ゴルフ品等の生産を行っています。同工場はミズノの技術力を支える総本山に位置付けられ、経験豊富なクラフトマンがトップアスリートのパフォーマンスを支える商品を日々生み出し続けています。

2023年1月、同工場で最大の棟であるゴルフ製造棟に太陽光パネルを設置しました。
年間約40万kwを発電し、ゴルフ等製品の製造工程の電力として利用しています。

ミズノは2050年にカーボンニュートラルの実現を目指しており、環境負荷の低い材料や製造工程の採用、リサイクルの推進に加えて、再生可能エネルギーの利用拡大も進めています。

優れた製品を生み出すだけではなく、そのプロセスが環境に与える影響にも注意を払い、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けています。そしていつまでも、誰もがスポーツを楽しめる豊かな地球環境を守り、次の世代に引き継ぎたいと考えています。