ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、木バット不適格材となり製品としては販売ができません。

ミズノでは、こうした天然素材であるがゆえに野球の強度や外観を満たせない素材を、廃棄することなく、アイデア1つで、役に立つ、価値のあるモノに繋げようと日々考えています。

このたび、大阪の天王寺動物園に同不適格材を300本寄贈しました。
これらの木材はオウム科のキバタンの止まり木やオナガザル科のブタオザルの渡り木、さらに園内の柵としても使用いただいています。
天然の素材ならではのやすらぎを動物たちが感じてくれればと願っています。

地球温暖化に伴う気温上昇により、ランニングなど屋外でスポーツを行うことが難しい場面が増えてきています。

いつまでもスポーツを楽しめる地球環境を守るため、ミズノでは1990年代から30年以上にわたり環境保全活動に取り組んでおり、2050年にはその事業活動を通じてカーボンニュートラルを実現することを目指しています。

ミズノでは使用済みアパレルを回収し、それらを資源として活用するリサイクル活動を推進しています。

先日開催された大阪マラソン2024では、EXPOのブースにボックスを設置し、使用済みアパレルの回収活動を実施しました。

ミズノは今後も環境保全活動を推進し、誰もが、いつまでもスポーツを楽しめる地球環境の保護に努めていきます。

ミズノは、スポーツ用品開発で培った技術や知見を活用して、建設、運輸、製造業などのワーカー向けシューズやアパレルなどの製造、販売も行っています。人間工学に基づいた動作解析による動きやすいウエア設計などを採用しています。

メディカル市場においても商品展開をしており、医療従事者向けに、環境に配慮した素材を採用したアパレルを販売しています。

一般にアパレル産業では、使用されなくなり回収されたアパレルや、製造時に排出される繊維くずなどが存在します。これらを廃棄するのではなく、化学的に処理を施し、原糸として再生するケミカルリサイクル処理を行い、再利用する取り組みが進んでいます。

ミズノのメディカルアパレル(Vネック医療用白衣のスクラブ、パンツ、ジャケット、ドクターコート)にはこうしたケミカルリサイクルされたポリエステルを採用しています。

ミズノは、2050 年にミズノグループの企業活動において温室効果ガスの排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現を目指しています。その実現に向けて、再生可能エネルギーの活用や製造工程の革新などに取り組んでいます。あわせて、廃棄物の削減やリサイクルの推進、商品の梱包資材の見直しなど環境に配慮した取り組みを強化しています 。

このたび、一般社団法人日本野球機構(NPB)へ供給している統一試合球を入れる外箱の素材を、カラー印刷しコーティングをした塗工紙から、森林保全に配慮された原材料を使用し、また単色印刷とした段ボールへ変更しました。この変更により、紙箱の製作の際に排出される温室効果ガスを従来から年間で約13.9トン(約66%)※1削減することができます。

※1 ミズノ調べ

まずは日本のプロ野球用から変更し、今後、その対象範囲を拡大させていきます。

ミズノでは、「ミスを怒らず、みんなで助け合う」を理念に掲げた学童野球大会「ミズノベースボールドリームカップジュニアトーナメント」を開催しています。

スポーツ界では技量向上のために、時に厳しすぎる指導が子どもたちに行われることもありましたが、この大会を通して、野球というスポーツの楽しさを、純粋に、より多くの子どもたちに感じてもらいたいと考えています。
そのために試合中は、指導者、保護者が子どもたちを怒ることを禁止しています。

また、野球のルールでは、交代で一度退いた選手は再度出場することはできませんが、この大会では1人でも多くの子どもたちが出場機会を得られるよう、一度退いても、再度試合に出場できるルールを設けています。さらに、野球をしたことがない子どもたちでも気軽に参加できるよう、ユニフォームがそろっていなくても、参加できるようにしています。用具の準備がないチームには、ミズノから貸し出しも行っています。

ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。

ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めており、このたび、島根県の木工職人の方々とのつながりを得て、こうした木材をテーブルウエアとしてアップサイクルすることができました。

バットは7つの部分に輪切りにされ、それぞれ専門の職人の手によって、「タンブラー」「一輪挿し」「つまようじ入れ」「箸置き」「おちょこ」に生まれ変わりました。ともに森の恵みを大切にしてきたミズノと木工職人によって、野球を愛する人だけではなく、より多くの人に、木が与えてくれるぬくもりとやすらぎを食卓で感じていただける商品となりました。

ミズノとJR東海グループは「夢を追いかける少年少女を応援していきたい」という思いの下で協力し、東海道新幹線のリサイクルアルミニウムを原材料とする子ども用アルミニウムバットを開発しました。

この取り組みをさらに推し進めるため、両社は再び協力し、共同で野球教室イベントを開催しました。

JR東海野球部が、野球をこれから始めてみたい子から本格的な技術指導を受けたい子まで、野球の経験値や体格に合った教室を開催。
ミズノは、ボールを投げる、打つなどで的を狙うゲームなど野球の楽しさを体感できるイベントを併催し、協力を行いました。子どもたちが野球の楽しさを知り、それぞれの夢に前向きに向かっていくきっかけとなればと願っています。

ミズノでは、環境に配慮したプロダクトの開発や、子どもたちの夢を育む取り組みを進めています。さまざまなパートナーと連携することでそれぞれの強みを生かし、社会課題の解決、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、製品として販売できず、木バット不適格材となり通常廃棄されていました。

ミズノではこうした廃棄物を削減するため、木バット不適格材の有効活用を進めています。

このたび、同不適格材約200本を、高校野球発祥の地である豊中市(大阪府)に寄付を行いました。市民向けイベントで子どもたちのバット塗装体験に活用いただきました。また併せてミズノテクニクスから技術者を派遣し、バット削りの実演を行うことで、さまざまな職業を知り将来の選択肢を広げるキャリア教育の機会創出、廃棄物削減による環境負荷の低減というサステナビリティ活動につなげています。

ミズノは今後も様々なパートナーと連携し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

ミズノの野球グラブは良質な革から弾力性や耐久性などを考慮し、グラブの各部位に適したパーツを切り出し、熟練のクラフトマンの手によって製造されています。

この製造工程から、どうしても使用されない端材が大量に発生することが課題となっていました。

これらの端材を廃棄せずに再利用する方法を考える中で、“継ぎ接ぎでもグラブを製作できないか”とのアイデアから、軟式野球用グラブ「TSUNAGI GLOVE」が開発されました。

クラフトマンの技術で、多くのパーツを組み合わせ、なおかつしっかりとボールが捕れるグラブの立体形状の成形を実現しました。端材のランダムな組み合わせで、一つしかない個性的なデザインに仕上がっています。

ミズノは、1991年から環境保全活動に取り組んでおり、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて活動を続けています。またミズノの環境保全活動はCO2の削減にとどまらず、貴重な水資源の保全も行っています。

従来のアパレル生産工程においては、生地を編み、染色をすることでさまざまな色合いを表現していましたが、染料を洗い流す過程で大量の水を使用していました。

ミズノでは、2023年秋冬シーズンの機能性ランニングアパレルであるドライエアロフローTシャツに、原着糸の使用を開始しています。原着糸とは、糸になる前の原材料の段階で着色された糸のことで、これを使って繊維を編むことで、一般的なアパレルの染色工程を簡略化し、エネルギー使用の低減、水資源の保全を行っています。