ミズノでは、野球やソフトボール事業でグラブに使用できない残革やバットに不向きな不適格材を新たな商品に生まれ変わらせる取り組みを行なってきました。
今回の「Osaka Metro×ミズノ ル・プリエスクワット」は、「廃車再生プロジェクト」として、引退車両の廃材を利用したアップサイクル商品の企画開発を行っているOsaka Metro クリエイトと思いが一致したことで初めて実現しました。
座りながらスクワット運動をサポートする「ル・プリエスクワット」の座面カバーにOsaka Metroの座席に使われているモケット生地を使用したOsaka Metro 限定モデルで、Osaka Metro 車両の雰囲気を感じながら、おうちでラクラクトレーニングができる商品です。
座面カバーは、柄ありと柄なしを選ぶことができます。
ミズノは地球環境を守るために「持続可能な材料調達方針」を定め、製品作りに生かしています。
このたびダウンを超える温かさ※1の新素材『テックフィルブレスサーモ』を開発しました。『テックフィルブレスサーモ』は、ダウンよりも温かい※1上に、濡れても保温性が低下しにくく、気候に左右されにくい保温力のある素材です。
※1 ミズノ調べ 20℃65%RH環境下において、KESサーモラボⅡにて20×20cmの試料の保温性を比較
対象品:『テックフィルブレスサーモ』綿、比較品:ダウン(650FP ダウン90%)
ミズノは2024年4月に地球環境保全のために設定した温室効果ガスの削減目標について、「SBTi(Science Based Targets initiative)※1」の認定を取得しました。
このたび、2023年度の実績が出ましたので2030年の目標に対しての進捗を報告します。
※1 CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4機関が2015年に共同で設立した国際的イニシアチブ
<SBTiに認定された温室効果ガス削減 目標値>
Scope1,Scope2 : 2030年に2018年比で50.4%削減
Scope3(カテゴリー1および12):2030年に2018年比で58.1%削減(付加価値10億円あたり)
これまでゴルフのシャフトやテニスのラケット、野球のバットなどにカーボンを使用し、その特性を生かしてスポーツ用品を進化させてきたミズノ。
その工程で出るカーボンの端材はリサイクルが難しいとされていましたが、技術の急速な進歩で再利用が可能になってきています。
ミズノでは再生されたリサイクル炭素繊維使用の『疾風-HAYATE-🄬』をプレートに搭載した雪駄「SETTA C/Reborn」を2022年から発売しています。
これまでの雪駄「SETTA C/Reborn」の生産で再利用した端材は約30㎏。
この素材を使うことで、資源の循環に加え、従来の素材に比べて剛性も向上し、弾性のある履き心地を実現しています。
ミズノでは1990年代から30年以上にわたり環境保全活動に取り組んでおり、2050年にはその事業活動を通じてカーボンニュートラルを実現することを目指しています。
これまで取り組んできている木材や革だけではなく、カーボンの再利用も進め、地球環境保全活動を加速していきます。
ミズノは、持続可能な社会の実現に向けて「2050年 ネットゼロ」を目指しています。
その取り組みの中で、パフォーマンスランニングシューズの機能はそのままに、環境への負荷を低減するシューズを生み出すことを目指し、「NEO COLLECTION(ネオ コレクション)」を展開。このたび第3弾「MIZUNO NEO VISTA(ミズノ ネオ ビスタ)」を発売しました。
このシューズのアッパーとソールにはリサイクルポリエステル、植物由来、水溶性プリントなどの低環境負荷材料を約60%使用。同じデザインですべて石油由来の材料で製造し、アッパー材を染色した場合と比べ、約17%のCO₂排出量削減を実現しています。また環境負荷になる藻を回収し既存材と混合した材料を、ミズノとして初めてインソールに採用しました。
ミズノは2024年5月13日に「えるぼし」、2024年5月16日に「くるみん」それぞれの認定を取得しました。
「えるぼし」は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍推進に関する状況や取り組みなどが優良な企業を認定する制度で、厚生労働省ホームページ内に「えるぼし認定事業主の一覧」として掲載されています。認定には3つの段階があり、ミズノは3段階目(3つ星)を取得しました。
「くるみん」は次世代育成支援対策推進法に基づき、子育て支援の取り組みが一定の基準を満たした企業を認定する制度です。こちらも、厚生労働省ホームページ内に「くるみん認定業主名の一覧」として掲載されています。
ミズノは、持続可能な社会の実現に向けて「2050年 ネットゼロ」を目指しています。
このたび、地球環境保全のために設定した温室効果ガスの削減目標について、「SBTi(Science Based Targets initiative)※1」の認定を取得しました。
※1 CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4機関が2015年に共同で設立した国際的イニシアチブ
<SBTiに認定された温室効果ガス削減の目標値>
Scope1(自社直接排出)とScope2(自社間接排出)について、2030年に2018年(基準年)比で50.4%削減。
Scope3(他社間接排出)のカテゴリー1(購入した製品・サービス)およびカテゴリー12(販売した製品の廃棄)について、2018年(基準年)比で58.1%削減(付加価値10億円あたり)。
ミズノの木製ベースボールバットは、職人が丁寧に削りながら微調整を繰り返し製造しています。一見問題ない木材でも削る過程で木の節が現れることがあります。これらは使用時に節からバットが折れる可能性があるため、木バット不適格材となり製品としては販売ができません。
ミズノでは、こうした天然素材であるがゆえに野球の強度や外観を満たせない素材を、廃棄することなく、アイデア1つで、役に立つ、価値のあるモノに繋げようと日々考えています。
このたび、大阪の天王寺動物園に同不適格材を300本寄贈しました。
これらの木材はオウム科のキバタンの止まり木やオナガザル科のブタオザルの渡り木、さらに園内の柵としても使用いただいています。
天然の素材ならではのやすらぎを動物たちが感じてくれればと願っています。
地球温暖化に伴う気温上昇により、ランニングなど屋外でスポーツを行うことが難しい場面が増えてきています。
いつまでもスポーツを楽しめる地球環境を守るため、ミズノでは1990年代から30年以上にわたり環境保全活動に取り組んでおり、2050年にはその事業活動を通じてカーボンニュートラルを実現することを目指しています。
ミズノでは使用済みアパレルを回収し、それらを資源として活用するリサイクル活動を推進しています。
先日開催された大阪マラソン2024では、EXPOのブースにボックスを設置し、使用済みアパレルの回収活動を実施しました。
ミズノは今後も環境保全活動を推進し、誰もが、いつまでもスポーツを楽しめる地球環境の保護に努めていきます。
ミズノは、スポーツ用品開発で培った技術や知見を活用して、建設、運輸、製造業などのワーカー向けシューズやアパレルなどの製造、販売も行っています。人間工学に基づいた動作解析による動きやすいウエア設計などを採用しています。
メディカル市場においても商品展開をしており、医療従事者向けに、環境に配慮した素材を採用したアパレルを販売しています。
一般にアパレル産業では、使用されなくなり回収されたアパレルや、製造時に排出される繊維くずなどが存在します。これらを廃棄するのではなく、化学的に処理を施し、原糸として再生するケミカルリサイクル処理を行い、再利用する取り組みが進んでいます。
ミズノのメディカルアパレル(Vネック医療用白衣のスクラブ、パンツ、ジャケット、ドクターコート)にはこうしたケミカルリサイクルされたポリエステルを採用しています。