ミズノ テクニクス株式会社は、吉原鉄道工業株式会社と共同で、環境配慮型しゃ断かんを開発しました。
今回開発したしゃ断かんは、従来使用していたガラス繊維に代わり、天然素材を原料とする『バサルト繊維』を採用することで、大幅な環境負荷低減を実現しています。
『バサルト繊維』は、天然素材である玄武岩100%を原料とした素材で、製造工程において環境負荷の高い化学物質を一切使用しません。そのため、有毒ガスや有害物質を排出しないという特長があります。
さらに、焼却処理時には液状化せず粒子状となるため、焼却炉内壁への固着が発生せず、炉を傷めません。これにより、従来素材では困難だった焼却処理が可能となり、有害物質やマイクロプラスチック流出の抑制にも貢献します。
ミズノは、ミズノゴルフの主要製品の鍛造アイアンにおいて、新たに開発した製法を導入し、製造工程における温室効果ガス(GHG)排出量の削減を実現しました。
ミズノ独自の「グレインフローフォージド製法」※1には、下図のとおり、大きく六つのステップがあります。Step 01からStep 02に移行する際に、丸棒素材の片側を絞る工程があり、この絞り行程において特許出願中※2の「ホーゼルHD製法」を採用しました。
※1 https://jpn.mizuno.com/golf/nantetsu
※2 26年2月現在
ミズノ テクニクス株式会社は1943年の設立以来、野球用具、ゴルフ用具、シューズ、アパレルなどをはじめとするスポーツ用品の製造・管理を担ってきました。近年では、スポーツ用品製造で培ったカーボン技術を生かし、スポーツ分野にとどまらない新たな領域へと事業を拡大しています。
こうした事業活動と並行し、ミズノ テクニクスでは地球環境の保全に貢献することを重要なテーマの一つと捉え、製造工程から排出される廃棄物の削減に積極的に取り組んでいます。特に近年は、廃棄物を単に処分するのではなく、有価買い取りによる再利用、再資源化を推進しています。
近年、カーボンニュートラルの重要性が高まり、社会全体で石油資源の使用量低減が求められています。具体的な期待としては、プラスチックの資源循環や石油原料からバイオ原料への代替などです。
ミズノでは、ゴルフクラブのシャフトやバット、ラケットなど、さまざまな製品に軽量かつ高強度という特性を持つ繊維強化プラスチック(FRP)を使用しており、このFRPに植物由来の素材を適用することで環境負荷の軽減に貢献できないかと考え、開発に取り組みました。
今回は、FRP製品の植物由来比率を向上させるべく、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所(以下:森林総研)や地方独立行政法人 大阪産業技術研究所(以下:大阪技術研)と共創。「木」から取り出した「改質リグニン」をFRPの素材とすることで、FRPをより高性能化することに成功しました。
ミズノはイオンモール株式会社とともに、地域のお客さまの“毎日の健康習慣づくり”を共創しています。
このたび、両社のタイアップ企画第2弾として、「歩きながらキャンペーン」を開催します。

2025年夏の第1弾では、涼しく快適なイオンモール館内を活用し、歩き“ながら”運動を行うことで、健康習慣を促すキャンペーンを実施しました。その結果、参加者の約6割がウォーキングの習慣化につながったことがわかりました※1。
今冬の第2弾でも、イオンモール館内を歩き“ながら”楽しく運動できる環境を提供するとともに、参加者には抽選でミズノ商品が当たるプレゼントキャンペーンを実施します。
※1 イオンモール調べ
ミズノは、プロ野球選手が使用した木製バットをリサイクルし、バット再生デニムバッグを製作しました。
これまで廃棄されていたバットの不適格材や、プロ野球選手が使用して折れた木製バットを回収し、粉砕加工して生地に再利用。その素材を用いて、選手たちの思いや達成した記録、歴史を背負い、共に戦いへと挑むという願いを込めた、唯一無二のサステナブルなバッグを完成させました。
裏地には、ミズノのバッグで初めて原着素材『DopeDyed(ドープダイド)』を採用。糸の材料となる樹脂の段階で染色し、その糸から生地を作ることで、一般的な染色工程と比べて水の使用量を削減できるほか、薬品の使用やCO2排出も抑制できる、環境に優しい素材です。
近年、小売業やサービス業などで発生する転倒による労災は、社会的にも大きな問題となっています。
ミズノは、この課題解決に向けて、独自の転倒防止理論を搭載したワーク用スニーカーを開発しました。
転倒防止理論を反映したソール設計
つま先を高くすることで、段差や隙間などで起きやすいつまずきに配慮。さらに、足を引っかけやすいエリアのソールを薄くする設計を採用し、歩行中に靴と地面の距離を保つことで、つまずきリスクを低減※1します。
※1 当社従来比
滑りにくいアウトソール意匠
水や油に対して滑りくさを発揮する六角形のアウトソールパターンを採用。
これにより、水や油が散ったフローリングやタイルでも耐滑性を発揮します。
ミズノは、東日本旅客鉄道株式会社 東北本部およびJR東日本東北総合サービス株式会社と共同で、E3系新幹線の車両座席シートと、硬式野球グラブの製造過程で生じる革の端材を組み合わせた、サステナブルな雑貨商品※1を企画しました。
※1 パスケース、ポーチ、キーケース、がま口の4種類を制作。
人々の移動を支えてきた「新幹線」と、夢や挑戦を支えてきた「野球グラブ」は“人に寄り添う”という共通点を持ちます。今回の取り組みでは、これら2つの素材を融合させ、日常生活で使える魅力的な雑貨商品として生まれ変わらせました。
本商品は、廃材となるはずだった素材をアップサイクルすることで、廃棄物の削減や環境負荷の低減に貢献しています。また、鉄道と野球という日本を代表する文化を未来へ継承する取り組みとして、SDGsの「つくる責任 つかう責任」および「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも寄与しています。
ミズノはサステナビリティ活動の一環として、製品の長寿命化を推進しています。
野球スパイクにおいては、金具の耐久性向上によってシューズ全体の寿命を延ばす工夫を行っています。
現在主流の埋め込み式金具のスパイクは高い機能性を備えていますが、金具が摩耗するとシューズごと買い替えが必要になるという課題があります。
これに対しミズノでは、オーダースパイクの一部※1に、宇宙開発機器やトンネル掘削機にも使用される超硬合金を金具の先端に特殊溶接する製法を採用。これにより、通常の金具と比較して高い耐久性※2を実現しています。
※1ミズノプロオーダー、グローバルエリートオーダーのスパイクの樹脂底スパイク(2025年10月現在)
※2ミズノ調べ
ミズノは2024年4月に地球環境保全のために設定した温室効果ガスの削減目標について、「SBTi(Science Based Targets initiative)※1」の認定を取得しました。
このたび、2024年度の実績が出ましたので2030年の目標に対しての進捗を報告します。
※1 CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4機関が2015年に共同で設立した国際的イニシアチブ
<SBTiに認定された温室効果ガス削減 目標値>
Scope1,Scope2 : 2030年に2018年比で50.4%削減
Scope3(Category1および12):2030年に2018年比で58.1%削減(付加価値10億円あたり)