重要課題
スポーツを通じた心身の健康

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基本的な考え方

私たちを取り巻く生活環境は、日々著しく変化しています。情報化社会の進展やさまざまな作業の自動化により利便性が向上するとともに、労働形態の変化なども加わり便利で快適な生活が実現しました。一方、運動不足や人と人との交流の減少といった課題も生まれ、社会の健全な発展に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。

ミズノは、より多くの人々がスポーツにアクセスすることを支援し、一人一人が輝けるより豊かでサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

企業の健康経営に寄与するプログラムの提案

日常の何気ない動作や時間を簡単な運動に変えて、運動不足の解消を目指すプログラム「ながら運動100」を開発し、企業などに提案することで健康経営をサポートしています。

運動はしたいが長続きしないのは、運動する時間や場所にとらわれたり、特別なことをしなくてはいけないと身構えたりすることが原因になっていると考えられます。運動のために何かをしなくても、実は日常生活の中に多くの運動が隠れているのではないかという発想から生まれたのが「ながら運動100」です。

特別な道具は必要なく、スポーツジムに通うこともなく、運動のためだけに時間を割くことも不要です。日常生活を25のシーンに分解し、それぞれのシーンでできる「ながら運動」をWeb特設サイトやイベント、講習会などで紹介しています。

少し意識を変えるだけで、日常生活がそのまま運動になる「ながら運動」はさまざまな企業・団体とコラボレーションも行っています。

詳細はこちらをご参照ください

健康維持・増進に効果的な歩き方プログラムの提案

一人でも手軽に取り組める運動のウォーキング講習を実施しています。靴の履き方から、正しい姿勢、歩行、足指ストレッチなど、運動が苦手な高齢者でも参加できます。

歩き方プログラムの開催実績

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
施設数 38 27 34 34
参加者数(人) 2,801 2,866 2,687 2,705

「歩く」を科学した『Motion DNA(モーション ディーエヌエー)』

ミズノは、「あなたの人生に、グッドパフォーマンスを。」というPOWERED LIFEのビジョンを具現化するサービスの一つとして、歩行能力・歩行タイプ分析システム『Motion DNA(モーション ディーエヌエー)』を開発しました。この『Motion DNA』の活用により、人々の「歩く」をより楽にすることで、「いつまでも自分の足で行きたいところへ行ける人生」のサポートを目指します。
「歩く」ことは生活の基本です。そのため、歩行能力が落ちると、QOL(Quality of Life:生活の質)が低下します。歩行速度と健康寿命には相関関係があり、歩行速度が速い人は健康寿命が長く、歩行速度が遅い人は健康寿命が短いことがわかっています。

より長くイキイキとした生活を送るためには、歩行能力の効果的な維持対策が重要となります。『Motion DNA』は、簡単かつ高精度な専門機器によって歩行能力を測定するとともに、立位姿勢測定システムとアプリケーションにより歩行タイプを推定します。歩行能力と歩行タイプの違いを知ることで自分に合ったトレーニング方法やサポート商品が明確になり、健康寿命の延伸につなげることができます。

リビングで手軽に運動することを習慣化し健康づくりをサポート

「健康のために身体を動かしたいが時間が無い」「トレーニング用品は片づけが面倒」などの声に着目し、リビングに置けるトレーニンググッズシリーズとして「ミズノヘルシーインテリア」を2018年から販売しています。“いつもの時間、空間にプラス”をコンセプトに、仕事や家事・育児などで時間がとりにくい人でも、リビングで手軽に運動することを習慣化し健康づくりをサポートします。

新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなったことを背景に、外部環境に左右されず一人でも手軽にエクササイズを続けることができることから、販売は好調に推移しています。ミズノヘルシーインテリアの売上は2025年度に約9億円を目指しています。

今後の課題

スポーツを核としたビジネス領域の拡大にチャレンジします。時代の変化に合わせて、DXも活用しながら気軽に運動する習慣を身に付けるなど、ライフスタイルの分野で快適な生活をサポートするビジネスを展開し、ユーザー層の拡大を目指していきます。