人権を尊重した責任ある調達
重要課題
- サプライチェーンマネジメント
- 人間性の尊重
なぜ重要か(重要性の理由)
ミズノの委託先工場の多くが所在するアジア太平洋地域は、一般的に人権、労働、環境面での懸念が大きい地域といわれています。当社グループは、「良いモノづくり」とは、製品が安全・安心、かつ高品質であることはもちろん、その生産工程において人権、労働、環境面などが国際的な基準からみて適切であることが重要であるとの考えのもと、CSR調達を推進しています。なかでも、人権の尊重は、今後さらにグローバルにビジネスを拡大する上でより重要であると認識しており、「人権を尊重した責任ある調達」をマテリアリティとして掲げ取り組んでいきます。
また、欧州の強制労働製品上市等禁止規則、米国のウイグル強制労働防止法および関税法307条の法制化により当社とは直接の取引関係がないものの、一次サプライヤーに原材料や部品を納める二次・三次サプライヤーの把握と人権侵害や強制労働問題への対応も重要となってきています。
当社では、サプライヤーとの取引開始前に行う事前評価(事前監査)と、取引を継続中のサプライヤーに対する定期監査により、強制労働や差別などの人権侵害がないかの特定に努めています。一方で監査だけでは、サプライチェーン上の潜在的問題を発見することはできないと認識しており、監査を補う手段として有効とされる「苦情処理メカニズム(グリーバンス・メカニズム)」の導入を重要課題として考えています。
関連するSDGs
ミズノのリスクと機会
サプライチェーンのさらなるグローバル化により、海外の新規サプライヤーからの調達が増えることは、人権や労働安全のリスクにもつながります。ミズノでは、継続して新規サプライヤーに対する事前評価を確実に実施することで、高品質かつ安定的な調達を実現し、競争力の拡大とエシカル消費に対応した製品・サービスの販売機会を拡大していきます。
リスク
- 海外の新規サプライヤーからの調達による人権・労働安全リスク
機会
- 新規サプライヤーに対する事前評価の実施による高品質かつ安定的な調達の実現と競争力の拡大
- エシカル消費に対応した製品・サービスの販売機会の拡大
主要取り組み指標(KPI)と目標・実績
| 指標 | 2024年度目標 | 2024年度実績 | 2025年度目標 | 所管部門 |
|---|---|---|---|---|
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65%以上(半期ごと) | 2025年3月末時点で2024年の上期に実施した監査の是正率は、80% | 2025年9月末の目標:2024年下期に実施した監査の是正率/65%
2026年3月末の目標:2025年上期に実施した監査の是正率/65% |
法務室 |
重要課題へのアプローチ
当社グループは、社会的責任に関する国際的なガイダンスであるISO26000の観点を加えた「ミズノCSR調達行動規範」を定め、当社の考えをサプライヤーにも伝えるとともに、これらの原則を遵守することを要請しています。
主要な取り組み
今後に向けて
複数ブランドの製品の製造を受託しているサプライヤーが、各ブランドから個別に監査を求められ、監査ごとに異なる要求事項に対応することは、大きな負担となっており、サプライヤーからは、重複する監査の改善を要望する声があがっています。それを受けて、業界団体やその他のイニシアチブによる情報の共有化の取り組みが進んできています。当社グループもCSR監査重複などの問題の解決に継続して取り組みます。