重要課題
個人情報の保護
基本的な考え方
ミズノは、情報セキュリティへの取り組み方針(セキュリティ・ポリシー)を経営上の重要課題と位置付け、情報セキュリティ全般に関する基本方針および対策を策定し、継続的に管理・運用しています。
特に個人情報保護の重要性を強く認識し、厳格な管理を確実に実行して社外への流出を防止するため、個人情報保護規程を定めています。人事総務担当役員が統括責任者となり、個人情報の取扱者に教育訓練、安全対策の実施、棚卸などの措置を行い、適切に管理を行っています。
個人情報保護に関する体制
ミズノは、スポーツイベント開催時やスポーツ施設運営、研究開発部による実験などを通じ、多くの個人情報や要配慮情報を管理していることから、大きな事故につながらないような仕組みの構築に努めています。
例えば、研究開発部では、弁護士やグローバル人事総務部、法務室メンバーが参加する倫理審査委員会の中で、被験者の個人情報や要配慮情報の取り扱いルールについて議題として取り上げ、法的に問題がないことを逐次確認しています。
また、2023年6月には、マイナンバーなどの個人番号および特定個人情報などの保護強化を目的として、当該情報の取り扱いに関する社内規程を改訂しました。
なお、2023年度は、当社グループからの顧客プライバシーの侵害および顧客データの紛失に関する重大な違反事例はありませんでした。
体制図
今後の課題
個人情報をはじめとする情報資産の利用方法に関する規制や関心の世界的な高まりの中、ミズノグループは、グループ経営における情報戦略をより変化に対応したものにブラッシュアップしていくとともに、より適切な情報の利用方法を再構築していきます。具体的な取り組みは以下の通りです。
- 不正アクセス防止策として、従来からセキュリティの高いクラウドサービスの導入
- グループグローバルでより高度なセキュリティの実装
- 社内外システムのセキュリティリスクを未然に防止し、有事の際も瞬時に対応できる体制の構築
- グローバルにビジネスが拡大することに合わせた、各国の法規制への対応および仕組み化